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2017.8.3

「左京区」シリーズ最高傑作! 会いたいひとは、幼いころに遊んだお兄ちゃん。『左京区桃栗坂上ル』

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キーワード: 小説 ラブストーリー 京都 理系男子 恋愛

「左京区」シリーズ最高傑作! 会いたいひとは、幼いころに遊んだお兄ちゃん。『左京区桃栗坂上ル』

誰もが恋をしたくなる! 超好感ラブストーリー♡

待ちに待った、「左京区」シリーズ最新作は、愛があふれる最高傑作!

「左京区七夕通東入ル」、とびきりピュアでキュートな初恋純情小説!「左京区恋月橋渡ル」につづく5年ぶりの作品です。

みずみずしい恋愛模様を描いた本作に、全国の書店員さんから本気のお墨付きコメントが届いています!

 

「左京区史上最大の嫉妬、間違いなし! そしてそれ以上の祝福を贈られるに違いない」――京都大学生協ブックセンタールネ・山下貴史さん

 

「シリーズ最高傑作間違いなし、幸福度200%のお話でした」――MARUZEN広島店・中島伏美子さん

 

「こんなにも応援したくなる恋があるなんて! 左京区という街にもそんな恋がよく似合う」――大垣書店イオンモールKYOTO店・辻香月さん

 

「お兄ちゃんがめっちゃ好みです。大学時代にこんな男子に出会いたかった」――明屋書店新田原店・加賀智美さん

 

「これほど可愛らしくて真っすぐで誠実な恋物語はありません!」――SHIBUYA TSUTAYA・内山はるかさん

 

物語の舞台は京都、主人公は不器用な理系男子たち――。

父親の仕事の都合で引っ越してばかりだった璃子は、4歳の時、引っ越し先の奈良で果菜と出会う。

二人はすぐに仲良くなって、八百屋を営む果菜の家で毎日のように遊んだ。

それに時々つき合ってくれたのが、果菜の兄だった。

幼い璃子は、ある日こんなことを言った。

「わたし、お兄ちゃんのおよめさんになる」

やがて璃子は埼玉へ引っ越し、果菜たちと離ればなれになる。

璃子と果菜の交流が再開したのは、高校生になってから。

璃子の父が大阪に転勤してきたことがきっかけだ。

 

‹‹「もしかして誰かおるん?」

「誰か?」

「好きなひと」

絶句した璃子に、果菜はよどみなく続けた。

「前の学校のひととか? ってことは、遠距離? それとも片想い? そんで他の男は目に入らへん、みたいな?」

少女漫画のようなことを言う、と璃子は苦笑した。間違いなく、果菜のほうがわたしよりずっと女の子らしい。

「いないよ」

「ほんまに? 意識してないだけちゃう? きっと心の中に誰かがおるんやって」

果菜はこれまた少女漫画じみた言い回しを使った。

「会いたいひと、おるやろ? 胸に手ぇあてて、よう考えてみ」

命じられるまま、璃子は電話をもっていないほうの手を胸にあてた。

会いたいひとは、いるだろうか? 新潟、愛知、とこれまで移り住んできた土地をさかのぼってみる。埼玉、そして奈良。

「お兄ちゃん」

頭の中で考えただけのつもりが、声にも出てしまっていた。

「もう、真剣に考えてよ。怒るで?」

果菜が不機嫌に言った。璃子は胸にあてていた手を、顔に移した。

「ちょっと璃子? 聞こえてる?」

頬がとても熱くなっていた。››

 

璃子はそれから「お兄ちゃん」のいる大学へ進学。

4回生になった兄は、大学院進学をひかえて研究に追われていた。

穏やかな学生生活が続いていたが、ある秋晴れの日、二人にとって大きな事件が起きる・・・・・・。

 

ゆっくり育まれる穏やかな恋物語。読後、あたたかい風に包まれます。

「左京区七夕通東入ル」「左京区恋月橋渡ル」の面々も登場して、懐かしさにほっこり。

「左京区」にときめき、恋をしたくなる超好感ラブストーリーです。

 

『左京区桃栗坂上ル』

著/瀧羽麻子

 

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