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2016.8.3

佐藤愛子さんが綴った最新エッセイ集は、こんな方に効果があります! 『九十歳。何がめでたい』

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佐藤愛子さんが綴った最新エッセイ集は、こんな方に効果があります! 『九十歳。何がめでたい』

イライラやムカムカ、精神疲労や意欲低下もあら、スッキリ! 御年92歳、もはや満身創痍の佐藤愛子さんが、断筆宣言をくつがえし、ふたたび拳を振り上げて綴った怒りの書。

 

 本書に収められたエッセイは全28編。『女性セブン』に2016年5月まで1年間にわたって連載した内容をまとめたものです。

 連載は大人気を博し、「いつまでも続けてほしい」「いつ単行本として発売されるのか?」と、編集部にたくさんの感想や問い合わせをいただきました。まずは、連載を楽しみに読んでいただいていた皆さんと、「単行本化。実にめでたい」と喜びを分かち合いたいです。

 

2014年に小説『晩鐘』を書き上げた時に、佐藤さんはこうインタビューで語りました。

「書くべきことは書きつくして、もう空っぽになりました。作家としての私は、これで幕が下りたんです」(「女性セブン」2015年2月5日号より)

 

一度は断筆を宣言した佐藤愛子さんが、なぜ再び筆を執ったのか。そしてなぜ1年間で連載が終わったのか。その理由についても、今回新たにあとがき「おしまいの言葉」で明かされていますが、佐藤節がそこでも全開です。

 

 本書で取り上げているテーマは実に様々。自らの老いのことや時代の進歩、世間を騒がせた事件や話題になったできごと、何十年も前の忘れがたい思い出話も出てきます。新聞に寄せられた人生相談に対して勝手に回答している回もあります。相談者に「甘ったれるな!」とツッコミを入れ、回答者には「大変ですね」と同情もします。そして私だったら、こう答える――その回答の痛快さたるや!

 

 キャスターの安藤優子さんは『女性セブン』8月11日号に掲載された「SEVEN’s LIBRARY スペシャル書評」で、『九十歳。何がめでたい』についてこう評しています。

<とにかく痛快でした。言いたいこと言って、縦横無尽に切りまくる。でも不思議なくらいに温かい。(以下略)>

 

 それは単行本に収録されている28編すべてのエッセイに共通しています。

 老若男女、どの年代のかたでも、読めば笑いがこみ上げ、悩みは雲散し、グングン元気がわいてくる!はずです。「勇気の素」がたっぷり入った『九十歳。何がめでたい』をぜひお楽しみください。

 

御年九十二歳、もはや満身創痍。ヘトヘトでしぼり出した怒りの書。

 

 

『九十歳。何がめでたい』

佐藤愛子

定価:本体1,200円+税

本書の内容はこちら

 

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