執筆開始から7年。2026年を席巻する記念碑的傑作。『ファイア・ドーム』上下巻、辻村深月、絶賛発売中

上下巻 定価:各2,090円(税込)

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ついに発売

悲劇は 真夏の外線電話から 幕を開けた。

25年前の夏、
平穏だったはずの地方都市は、
百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、
その報道により揺り動かされ、
「噂」という大量の炎が降り注ぎ、
燃えさかった。
ようやく静けさを
取り戻したかに見える町に
燻り続ける因縁が、
いま新たな事件を呼び起こす――。

「もう言われてるよ!
どうせ、
親が殺したんだろうって!」
 言葉に怯み、気圧された。
 目を見開き、絵梨を見つめる。
赤い目で忠治を見つめ返す娘は、
泣いてはいなかった。
「もう言われてる! 知ってる!
この家が、二度も
こんな目に
遭うのはおかしいって、
親や家族に絶対に何かあるって、
みんな言ってる」
――本文より

登場人物相関図

新刊『ファイア・ドーム』がとうとう、発売になります。
連載に4年、改稿に3年。
7年の歳月をかけて、皆さんのもとに送り出します。

物語のテーマであり、主役は「噂」です。
小説を準備する7年の間にも、
現実では多くの事件が起き、
小説の中で描いた噂の世界が
現実と共鳴して揺らぐような感覚が常にありました。

過去に起きたあの事件も、明日起こるかもしれないあの事件も。
この小説が「今」を描けていると思っていただけたら、光栄です。
そして、だからこそ、
「今、読んでほしい」と願って、送り出します。

どうぞよろしくお願いいたします。

第一章冒頭の4行を
最初に拝読した時から、
本作はとてつもないミステリー小説に
なるだろうと思っていました。

それから7年、改稿と取材を重ね続けた
『ファイア・ドーム』は
「オールタイムベスト級」、
それを越えてミステリー史に燦然と輝く
金字塔として完成したと確信しています。

どのようにしても
途中で読むことをやめられない、
圧巻の1500枚です。

——担当編集者
ネタバレなし!書店員さんの感想

ネタバレあり!書店員さんの感想

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下巻の386Pに出てくる、
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辻村 深月
(ツジムラ ミヅキ)

2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞。
『かがみの孤城』で2018年本屋大賞第1位。『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』
『朝が来る』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『嘘つきジェンガ』『この夏の星を見る』など著書多数。

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