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2021.6.24

「老後破産」せずに人生を楽しむ方法とは?『稼ぎ続ける力「定年消滅」時代の新しい仕事論』

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「老後破産」せずに人生を楽しむ方法とは?『稼ぎ続ける力「定年消滅」時代の新しい仕事論』

セカンドキャリアの指南書

2021年4月、「70歳就業法」が施行され、いよいよ「70歳定年」が現実のものになろうとしている。

今はまだ企業への〝努力義務〟だが、近い将来義務化され、雇用形態も多様化していくと予想される。

「定年消滅」時代・・・それに合わせて懸念されているのが、年金の支給開始年齢の引き上げだ。

支給開始が70歳になれば、それまで稼ぎ続けなくてはいけなくなる。

「年金2000万円問題」では政府が慌てて火消しに走ったが、根本的な問題は何も解決していない。

にもかかわらず、年金の支給開始が今よりも遅くなったら、「下流老人」や「老後破産」に追い込まれる人が続出する可能性も出てくる。

著者は「そもそも何をもって『高齢者』という線引きをするのか?」と、この改正について批判する。

 

«老化の度合いは同年齢でも個人差が大きい。たとえば、私の親友で登山家・プロスキーヤーの三浦雄一郎さんは、80歳で最高齢エベレスト登頂に成功し、88歳になった今も新たな挑戦に向けてトレーニングに励んでいる。彼の父・敬三さんは、99歳でモンブラン大滑降を達成した。

あるいは、ソニーの創業者・盛田昭夫さん。かつて私と対談した時、盛田さんは眉をひそめてこう言った。

「ゴルフ場の風呂に入ると、50代以上の人はたいていお尻の肉がデレっと垂れて『ハ』の字型になっている。あれは許し難い」

そこで盛田さんはシェイプアップを目指し、それまでやっていたゴルフとテニスに加え、60歳でスキー、65歳でウインドサーフィン、67歳でスキューバダイビングを始めた。

私自身、78歳になった今でもオートバイのツーリングが趣味なので休暇のたびに日本中を走り回り、夏はスキューバダイビング、冬はスノーモービルを楽しんでいる。毎日1時間ほどウォーキングして体力維持にも努めている。

私は、年齢による差別は男女差別と同じくらいあってはならないものであり、「高齢者」とみなすかどうかは本人の資質や能力によって決めるべきだと考えている。»

(本書「新書版まえがき」より)

 

世界的経営コンサルタントが、死ぬまで「稼ぎ続ける力」を身につけるにはどうしたらいいか、具体的かつ実践的に解説する。

 

こちらは本書の内容の一部です。

■ 「老後」なき2040年の日本社会を予測する

■ 出世競争で負けても、人生の競争で勝つ

■ 死んだときにお金を余らせない

■ 月「15万円」稼げるビジネスにトライ

■ いま日本企業に求められている「特殊技能」とは?

■ シャッター街で話し込もう

■ あなたが金正恩だったら?

■ 借金しないで不動産ビジネスを始める方法

■ 著者オススメの「人生百名所」旅行

 

「稼ぐ力」は「生きる力」。

人生の後半戦を切り拓くヒントが詰まった一冊。

 

〈目次〉

新書版まえがき――「定年」は自分で決める

 

はじめに――「稼ぐ力」は「見えない貯金」である

 

第1章 [近未来予測] 2040年に「老後」は存在しない

 

第2章 [思考改革] 人生を「国任せ」にするな

 

第3章 [実践編1] 会社を実験台にして「稼ぐ力」を身につける

 

第4章 [実践編2] 「お金を生む」発想力を磨く

 

第5章 [実践編3] 稼げるビジネスはこれだ

 

第6章 [終活編] 稼いだお金は死ぬまでに使い果たそう

 

おわりに――稼ぐ「発想力」の鍛え方

 

小学館新書

『稼ぎ続ける力

「定年消滅」時代の新しい仕事論』

著/大前研一

【著者プロフィール】

大前研一(おおまえ・けんいち)

1943年福岡県生まれ。経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、94年に退社。現在、ビジネス・ブレークスルー(BBT)代表取締役会長、BBT大学学長などを務め、日本の将来を担う人生育成に力を注いでいる。

 

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