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2021.1.15

名調教師が引退を機に明かす「勝ち馬」の見分け方!『さらば愛しき競馬』

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キーワード: 競馬 調教師 馬 回顧録

名調教師が引退を機に明かす「勝ち馬」の見分け方!『さらば愛しき競馬』

現役最多のGI勝利数を誇る角居勝彦調教師が、40年の競馬人生で体得したもの

調教師として開業3年目に菊花賞を勝って以来、日本ダービー、ジャパンカップからドバイワールドカップまで制覇。

年間最多勝利調教師賞3回、最多賞金獲得調教師賞5回など、数々の金字塔を打ち立ててきた角居勝彦調教師。

今年の2月で引退する名伯楽が、ホースマン人生の集大成として〝馬〟と〝人〟について語りつくします。

 

«調教師生活はちょうど20年間、厩務員として栗東トレセンに来てから34年、北海道のグランド牧場で初めて馬に触れてから40年近く、競馬の世界でお世話になりました。本書では、その間に私が見たこと感じたこと、そして勝つために努力したこと、勝つことで確信できたことなどを綴っていくつもりです。

競馬に使う側の考え方や方法論を知ることで、大いに馬券検討の参考になるはずです。»

(本書「はじめに」より)

 

こちらは本書の内容の一部です。

■ 無観客は競馬をどう変えたか

■ 乗り替わりで勝てなかったダービー

■ 調教師が嫌がる物言いをする騎手とは

■ 大物オーナーからかけられた金言の数々

■ 馬券検討をするとき、厩舎コメントをどう読むか

■ 2着馬は「勝ち切れない」馬と言われる

■ 「差す競馬を覚えた」とはどういうことか

■ コーナーの回り方で馬の資質がわかる

■ 「やわらかい馬」はなぜ走るのか

■ 「目に見えない疲労」の正体

■ 「立て直し」の目的は勝利ではない

 

競馬ファンなら引き込まれること間違いなし!の角居語録。

最後の章「重賞勝ち馬の思い出」では、角居厩舎の重賞を勝ったすべての馬も紹介しています。

 

«懐かしさとともに、彼らと過ごした日々が思い起こされました。もちろん、ここに名前があがらなかった馬との思い出もたくさんある。むしろ、なかなか勝てなかったり、手を焼かされたりした馬と過ごした時間のほうが長かったぐらいです。〈中略〉長いようで短かった競馬人生でしたが、いま振り返ると、すべてが楽しく、面白かったなあと思います。

出会った馬に、そして出会ったすべての人たちに、ただただ感謝します。»

(本書「あとがき」より)

 

週刊ポスト誌上での連載を元に大幅に加筆再構成。

競馬の奥深さに触れ、勝ち馬予想の参考にもなる一冊です。

 

小学館新書

『さらば愛しき競馬』

著/角居勝彦

 

【著者プロフィール】

角居勝彦(すみい・かつひこ)

1964年石川県生まれ。2000年に調教師免許を取得し、2001年に開業。以後19年間、中央でGI26勝、重賞計82勝を含む758勝(2020年11月22日現在)。最多勝利3回、最多賞金獲得5回など13のJRA賞を受賞。地方、海外を合わせたGI38勝は現役1位。デルタブルースでメルボルンカップ、シーザリオでアメリカンオークス、ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを勝つなど海外でも活躍。引退馬のセカンドキャリア支援や障がい者乗馬など福祉活動にも尽力。管理馬は他にウオッカ、カネヒキリ、エピファネイア、ロジャーバローズなど。

 

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