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2019.12.15
万能の天才が残した現代へのメッセージ『レオナルド・ダ・ヴィンチの童話』
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レオナルド・ダ・ヴィンチの人柄や性格、人生観が垣間見える創作童話集
レオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年を記念して、童話&寓話集を復刊!
1975年に発行された同名絵本「レオナルド・ダ・ヴィンチの童話」を、岸野衣里子さんの画で新たに編集した新版になります。
500年以上前に、レオナルド・ダ・ヴィンチが残した膨大なメモ書きや「手稿」の中に書かれていた童話から、イタリアの詩人ブルーノ・ナルディーニ氏が73編を選び、西村暢夫氏と渡辺和雄氏が共訳。
裾分一弘氏が監修しました。
「科学について語れば、科学者が沈黙してしまい、哲学について語れば、哲学者がやりこめられ、童話や物語を即興的に語れば、宮廷の注目と寵愛を、一身に集めることができました。
いつでも、どこでも、レオナルドは人びとから注目され、みんなの期待をけっして裏切りませんでした。なぜならレオナルドは、いつも何か新しい話題を用意していたからです」(まえがき「レオナルドは生きている」ブルーノ・ナルディーニ)
「レオナルドは一生を通じ、自然を観察し、自然の中にひそむ真実を追求しました。私には、レオナルドが、そのような方法で自然からの愛に報いたのだと思えるのです。レオナルドが追求したひとつの側面、科学技術の発展のみが巨大になり、肝心の人間がないがしろにされているのが現代ではないでしょうか。レオナルドがもし生きていたら、工業化のために大地が汚染し、川や海に魚がすめなくなり、自然が破壊されていっている姿を見て、さぞ嘆くことでしょう」(訳者のことば「ヴィンチ村を訪ねて」西村暢夫)
「科学者、芸術家としてのレオナルドが、童話を多く書き残しているということは、ちょっと意外な感じがしますが、よく考えてみると、ごく当然のことと納得できます。
それは、レオナルドの並はずれた観察眼、自然認識が、寓話という簡潔な形式の中に、整然と組み込まれていて、読む者に、あの大天才の発想の根源をかいまみる思いをさせてくれるからです」(訳者のことば「冷徹な視線と暖かい心と・・・」渡辺和雄)
「レオナルドは、少年・少女向きの短い童話をたくさん書き残しています。いずれも鳥獣や魚貝や草木を主人公にして、いくぶん皮肉をまじえ、ウィットとユーモアを織り交ぜた楽しい読み物となっています。自然の真理を探究し、自然の美を愛する精神のみが描けた、珠玉のような作品です」(序にかえて「万能の天才、レオナルド」裾分一弘)
天才は、子どもたちに、後世に、何を伝えたかったのでしょうか?
500年前に書き残していた貴重なメッセージが、ここに蘇ります。
著・訳/西村暢夫 画/岸野衣里子 著・訳/渡辺和雄 著/レオナルド・ダ・ヴィンチ 監/裾分一弘
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