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2019.6.16
現代の日韓関係の原点がここにある!『ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 最終章 朝鮮半島動乱す!』
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「この物語を描くことで、わしは近代化の中で日本人が失ったもの、取り返さなければならないものとは何かを明らかにしたかった」
明治維新以降、数々の問題を抱えながら近代国家として歩み始めた日本。
だが、西欧列強は猛烈な勢いでアジアを侵食し始めていた。
今こそアジアは連携して西洋の帝国主義に対抗しなくてはならない!
‹‹これは明治維新以降、欧化政策を推し進める政府に対して異を唱え、また、アジアに触手を伸ばす西洋列強の帝国主義に対して、日本を中心としてアジアが連携して独立を守ろうと奔走した男たちの物語である。
西郷隆盛らによって明治維新は成し遂げられたが、藩閥政府は専制に堕し、文明開化によって日本文化は蔑(ないがし)ろにされていた。維新をやり直そうと愛国志士たちは各地で蹶起(けっき)したが皆散り、明治10年、西洋文明に批判的だった西郷は、最大にして最後の武装蜂起である西南戦争を起こすも敗れ去る。
西郷亡き後、その精神を受け継いだのが、頭山満(とうやまみつる)と政治結社「玄洋社」だった。
頭山らは戦いの場を自由民権運動に移す。玄洋社のメンバーは全国各地で遊説を行い、民権運動は盛り上がりを見せる。だが、明治14年に政府が機先を制して、明治天皇の名で「国会開設の詔勅」を出し、明治23年に国会を開設することを表明すると、各地の政治結社の方針の違いもあって、民権運動は急速にしぼんでいった。
そんななか、明治22年、外相だった大隈重信は、欧米との不平等条約の改正を手柄にしようと急ぐあまり、妥協的な改正を進めようとしていた。国会がまだ開設されていない時代に、玄洋社の来島恒喜(くるしまつねき)はそれを阻止するため、大隈の乗る馬車に爆弾を投擲(とうてき)。来島はその場で自刃した。右足を失う重傷を負った大隈は、条約改正を断念する。››(本書「これまでのあらすじ」より)
西郷隆盛の「アジア主義」の精神を受け継ぐ頭山満と、彼を中心とした玄洋社は、朝鮮半島の近代化に乗り出す。
明治日本の外交は、ついに最大の山場へ!
‹‹昨年(2018)は「明治150年」などと言われたが、特に保守を自称する者には明治を礼賛する者が多い。
だがそれは、単に「勝った」歴史だからである。大久保利通的な西洋覇道、弱肉強食の論理で礼賛しているだけなのである。
わしはそんな明治礼賛史観は支持しないし、かといって左翼が言うような、単に日本が侵略国になった歴史だとする自虐史観に与(くみ)するつもりもないのだが、明治とは、日本が大切なものを喪失していった堕落の時代だと思っている。
その大切なものとは、武士の魂であり、西郷隆盛の東洋王道の道義である。『大東亜論』とは、最後の武士たちが、東洋王道の道義を復活させようとして戦い、そして敗れ去っていく物語である。
この物語を描くことで、わしは近代化の中で日本人が失ったもの、取り返さなければならないものとは何かを明らかにしたかった。››(著者「あとがき」より)
「大東亜論」シリーズ最終巻!
明治の真相がわかる一冊です!
著/小林よしのり
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・日本人の魂を復活させるには、明治維新まで遡る必要あり! 『大東亜論第二部 愛国志士、決起ス』
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