お知らせ
2019.4.18
「明るい北朝鮮」と呼ばれる国はどこか?『池上彰の世界の見方 東南アジア』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
東南アジア諸国の〝光と影〟がすべてわかる!
欧米や中国と比べて、語られることの少ない東南アジア。
けれども、日本にとって東南アジアは、TPP(環太平洋経済連携協定)などの経済協力や資源開発もあり、重要性は高まっています。
各国の政治体制はどうなっているのか?
それぞれの国が抱える課題とは?
観光に行ったことはあっても、意外と知らない人が多いのではないでしょうか。
これまでもこれからも密接な関係を持ち続けていかなければならない東南アジア各国の基礎知識から最新情報まで、池上彰が徹底解説します!
‹‹今や東南アジアは急成長を続け、日本に観光に訪れる人も急増しました。少し前までは中国人観光客が〝爆買い〟する姿が目立ちましたが、最近では髪をスカーフで隠したイスラム教徒の女性が目立つようになりました。それだけ生活にゆとりが出てきたことをうかがわせます。
東南アジアは、これからも発展を続けるでしょう。そんな東南アジアの魅力に惹かれて日本を脱出。現地で生活したりビジネスをしたりする若者たちも現れるようになりました。
どこで働くにせよ、私たちは、もっと東南アジアのことを知る必要があるのです。
それにしても東南アジアは多様で多彩です。仏教国のタイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー。イスラム教のマレーシア、インドネシア、ブルネイ。
キリスト教のフィリピン。とてもEU(欧州連合)のような統合には至りませんが、緩やかなまとまりとして協力関係が進んでいます。››
東南アジアの国々は政治体制がさまざまです。
独裁政権の国あり、王様がいる国あり、選挙でリーダーを選ぶ国あり。
シンガポールのように民主的な選挙はやりつつも、選挙制度が与党に有利な仕組みになっている国もあります。
シンガポールは北朝鮮のような独裁国家ではないけれど、人民行動党による一党独裁に近いような状態であり、政府の悪口を言うと、逮捕されかねません。
でも、経済は右肩上がりで発展し、国民1人当たりのGDPは日本より上。
政治について文句を言わなければ、豊かな暮らしができることから、シンガポールは「明るい北朝鮮」という呼ばれ方をするのです。
そのほかにも、下記のような硬軟さまざまな話題を交えて各国の〝光と影〟を明らかにします。
● デヴィ夫人は、なぜデヴィ夫人なのか?
● 東ティモールがふたつの国語と実用語をもつ理由・・・
● メガネをかけた人が虐殺された・・・
● 自国の軍隊の曲として、日本の「軍艦マーチ」が使われている国とは?
● マレーシアからシンガポールが追い出された?
● 「タイ式政権交代」とは何か?
● なぜインドネシアの中華街には漢字が見当たらないのか?
● 「ユニクロ」がおしゃれなデートスポット!?
など
東京学芸大学附属高校での白熱講義に、大幅加筆をして書籍化した人気シリーズ、待望の最新刊です!
「人々は優しく、食べ物はおいしい。今後、旅行に行くときには、ガイドブックだけでなく、この本も小脇に抱えていただければと思います」(池上彰)
著/池上 彰
★こちらもオススメ!
・池上彰が徹底追究!ロシアの本音はどこにある?『池上彰の世界の見方 ロシア 新帝国主義への野望』
・米朝首脳会談の前に読んでおきたい!驚きの朝鮮半島戦後史。『池上彰の世界の見方 朝鮮半島 日本はどう付き合うべきか』
・パックンが指摘する日本と日本人の不思議なところ『「日本バイアス」を外せ!世界一幸せな国になるための緊急提案15』
・佐藤優×片山杜秀「ファシズムの本当の出番はこれからだ」『現代に生きるファシズム』
・「仮想通貨が変える未来」をイチから解説!元日銀審議員著『仮想通貨時代を生き抜くための「お金」の教科書』
関連リンク