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2019.3.19
「入門! ガクモン」シリーズ誕生!新進気鋭の学者が熱烈特別講義!『学問からの手紙 時代に流されない思考』
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「学問ってナニ?」
異分野融合の仕掛け人・宮野公樹が特別講義!
新進気鋭の学者が語る「学問ってナニ?」。
人気大学教授の熱烈特別講義シリーズ「入門! ガクモン」が誕生しました。
受験勉強中のみなさん、もしくは学び直しを考えているみなさん。
疑問や不満を解消するヒントがきっとこの本にあります!
そもそも、学問ってなんでしょう?
なぜ学ぶ意欲が湧いてくるのでしょう?
大学や企業からの視察が殺到する京都大学学際融合教育研究推進センターの専任教員は、宮野公樹ただひとり。
「異分野融合の仕掛け人」としてメディアが注目し、京大エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラムでも講義を持つ著者はいいます。
‹‹自分は何かによって突き動かされているというときの、その「何か」とは何でしょうか?
かつての偉人達にはそれぞれの「何か」、みなさんにはみなさんの「何か」があるのでしょうか?
それともその「何か」は同じでしょうか。
実は、この問いは学問そのものです。
個々人を超えたところでの真理へと通じる入り口とはこういうものです。››
その真理って就職に役立ちますか?
〝人生の幸福〟と結びつきますか?
‹‹学問は「社会で働くため」というより「よく生きるため」、あるいは同意で「よく死ぬため」に必要なのです。
学問とは、生きるとは何か、死とは何か、そのような生死という時間があるのはなぜか、幸せとは何か、美しいとは何か、正しいとは何か、今まさに思考しているこの言葉とは何か、そもそもこの世とは何か、この世を認識している自分、自分の生とは何か・・・・・・このような根源的で純粋な問いが在ると知り、終わりなきこの問いを問い続けること。
自然や物質が対象だろうが、言葉や歴史、人々の暮らし(=社会)が対象だろうが、大学の研究者ならこの問いが絶えず頭にあるでしょう。
どんな仕事につこうとも、誰のために働こうとも、何をして稼ごうとも、これらの「問い」は人の根っこにあるものですから、この部分がしっかりしていれば迷うことはあろうはずもない。この世と一体となった自分は、自分を正しく導くでしょう。
換言するなら、迷うことを正面から受けとめることができ、その迷いのありのままを抱きながら生きていけるということであり、だからこそ人には学問が(あるいは学問精神が)どうしても必要なのです。››
世界の誰よりも〝学問を想う〟著者の思考を一冊にまとめました。
第1章は、「大学で学ぶということ」という演題で、実際に講義した原稿をもとに執筆。
第2章は、「学問の役割」として著者が、大学や学問について日頃考えていることを綴ります。
第3章は、「学問として生きる」というテーマでのインタビュー形式。
もともと理工学の研究者だった著者が、どのように今の考えに至ったのか、という経緯に加え、京都大学学際融合教育研究推進センターの活動についても話します。
「学問」の神様から、読者のみなさまへ手紙が届いたら、こんな内容になるに違いない!!という内容です。
読み返すたびに、新しい気づきが得られます!
‹‹本書を手にとっていただいた方々は、いったいどのような関心をお持ちなのか。正直なところとても不安があります。データ実証や論理こそすべてという方や、役立つノウハウ的な知識を得ようという方にとっては、本書の考えはまったくの期待外れとして受けとめられる可能性を恐れています。ですが、本書で言いたかったことは、そのデータや倫理、そして役立つということそれそのものを「問う」ことがまず何よりも大事であるという「考え」こそが、本当の意味でその実証や論理をいずれ死ぬ人間にとって実のあるものにする(幸福にする)、と言うことなのです。››
著/宮野公樹
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