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2018.12.30

「神さま」って何?「祟り」ってあるの?『新版 神社のおしえ』

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「神さま」って何?「祟り」ってあるの?『新版 神社のおしえ』

神田明神が伝える「神社とおまつり」の基礎知識

江戸東京に鎮座して1300年近くの歴史をもつ神田明神。

今もなお、大手町、神田、日本橋、秋葉原といった日本の中心にある官公庁・企業関係をはじめ多くの崇敬者を抱えています。

本書は、神々や祖先により長い年月を積み重ねてきた神田明神が、その伝統と歴史から「日本人が大切にしてきたもの」を伝える一冊です。

 

‹‹ここ数年、日本の総氏神・伊勢の神宮の第六十二回式年遷宮(せんぐう)、大国主大神(おおくにぬしおおかみ)をまつる出雲大社の六十年に一度の本殿遷宮が斎行(さいこう)され、さらに徳川家康公をおまつりする東照宮(とうしょうぐう)では創建四百年、神田明神でも遷座(せんざ)四百年を迎えるなど、多くの人々が神社に訪れる機会が増えてきています。また2020年に開催される東京オリンピックの影響から、海外からの観光旅行の皆さまも日本の伝統文化に触れるため、神社を訪れています。それと同時にこうした海外の方々に日本を紹介するため、日本人自身があらためて自分たちのルーツである神社を知ろうとしています。そうした皆さまのため、神田明神より本書を発行させていただきます。››(「まえがき」より)

 

・神社は昔から同じ場所にあるのですか?

・「祟り」ってどんなもの?

・安産祈願はいつ行えばいい?

・年中行事について教えて!

・「日本三大祭り」とはなんですか?

・神輿と山車の違いは?

・いくつもの神社を1日にお参りするのはあり? 

・神棚がない場合、お札はどこにおまつりすればいいの?

・お守りの中身はなんですか?

・厄年はどこにお参りにいけばいい?

・おみくじで大凶をひいてしまいました・・・

・用がなくても、神社に行っていいですか?

など

 

すっきりわかる!

「神社とおまつり」の基礎知識。

例えば・・「神さまとは何ですか?」という根本的な問いにも、わかりやすく解説しています。

 

‹‹日本人は畏(おそ)れ多い存在をすべて「神さま」ととらえ、敬ってきたのです。

日本の神社は、どんな宗教を信じる方でも、訪れることが可能です。どなたであっても神社は歓迎しています。自然も人も神さまであるという多神教的な考え方は、人と人、人と自然の間に線を引いていないのです。ですから争いも生みません。これは、日本人が神さまから学んだ知恵ではないでしょうか。

例えば、六世紀頃に日本に仏教が入ってきた時、「仏さま」は、外国の神さま(蕃神「あだしくにのかみ」)として受け止められました。当初は、外国の神を崇(あが)めてよいのか、という論争も宮廷ではあったようですが、徐々に受け入れ、次第に「カミホトケ」と呼ぶようになり、神と仏を一本化して考えるようになりました(神仏習合「しんぶつしゅうごう」)。儒教も道教も同じように、受け入れていきました。

日本の神さま――神道のもうひとつの特徴は、「絶対的なおしえ」をもたないことです。宗教によっては規範の書となるものがありますが、神道にはそれがありません。››(「第一章 神さまのお話」より)

 

2018年12月15日の文化交流館「EDOCCO」新規オープンを記念して、カバーイラスト、境内地図等を改訂いたしました。

江戸文化歴史検定推薦図書です。

 

『新版 神社のおしえ』

著・編/神田明神

 

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