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2018.5.8
もしもあのとき、別の道に進んでいたら・・・に対するアンサー的長編小説!『めぐるの選択』
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ある雨の日、3つの異なる選択をした主人公の人生を描く
あの日、公務員試験に向かう途中、雨に降られためぐるには、三つの解決策があった。
①駅まで走る
②もう少しここで様子を見る
③今すぐタクシーを拾う
その時、小学一年生の秋に、海に釣りに出かけてそのまま行方不明になってしまった、おじいちゃんのことを思い出す。
めぐるは、行方不明になったおじいちゃんのことが、ずっと気に掛かっていた。
そして、そのことを物語にして子供たちに聞かせたいと思っていたのだ。
‹‹おじいちゃんもあの日、迷ったんじゃないかと、ふと思った。ボートに乗ったときに、いつもと違って風が強そうだとか、波が高くなりそうな予感がして、ふと迷ったんじゃないか。
その一、それでもボートを出す。
その二、しばらく様子を見る。
その三、ボートに乗るのをやめる。
結局、おじいちゃんは海に出た。
おじいちゃん、どうすればいい?
自分のことは自分で決めないとな。
おじいちゃんの笑顔が浮かんだ。››
①②③それぞれの選択をした、めぐるの人生を一章ごとに描く。
「どろ」「かび」「とげ」三部作で〝巻き込まれ型小説〟の境地を拓いた山本甲士の「巡る女」を改題。
もしもあのとき、別の道に進んでいたら・・・私の人生変わっていたかなぁ?
誰もが一度は考える人生の〝最良の選択〟についてのアンサー的長編小説。
読後感はさわやか。
自分の人生、「これでよかったんだ」と思わせてくれます。
小学館文庫
著/山本甲士
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