お知らせ
2017.5.5
重版決定! 『たけし、さんま、所の「すごい」仕事現場』を伝説のプロデューサーがぶっちゃけトーク。驚愕のエピソード連発です!!
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
キーワード: テレビ エンタメ
3人の怪物と名プロデューサーとの壮絶なテレビ戦記!
ビートたけし、明石家さんま、所ジョージの3人は、
なぜ、いつまでもテレビバラエティの頂点に君臨できるのか?
彼らの出演する番組が長寿なのはなぜなのか?
その秘密を解き明かすべく筆をとったのは、吉川圭三氏。
彼は日本テレビに入社後、「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」など
数々の長寿番組を立ち上げた名プロデューサーとして知られています。
そして、たけし、さんま、所の3人からの信頼が厚いことでも有名です。
彼らの「すごい」仕事現場を間近で目撃した吉川氏が披露するエピソードは、
テレビで映る姿からは想像できない「プロフェッショナル」ぶりにあふれています。
「テレビは空気が大事なんや」というさんまの哲学
たとえば、明石家さんまについて・・・
「楽しくなければテレビじゃない」をキャッチコピーに掲げ、
栄華を誇っていた80年代後半のフジテレビ。
後塵を拝する日本テレビ上層部は、若手テレビマンだった吉川氏に、ある特命を授けます。
それは「明石家さんまをフジテレビからぶんどってこい」ということ。
吉川氏らは1年にわたる努力の末、明石家さんまを日本テレビに引っ張ってくることに成功します。
しかし日テレスタッフにとって、さんまとの仕事はカルチャーショックの連続でした。
さんまは、時間とカネをかけて作った超高額セットでも
「現場の空気に合わない」と思うと「いらんわ」とバッサリ切って捨ててしまう。
それ以来、「テレビは空気が大事なんや」というさんまの哲学がスタッフの間に浸透していきます。
さらに、「恋のから騒ぎ」が大ヒット長寿番組になったワケは、一読の価値アリ!
たけしの演出プランの上をいくメッシ以上の「瞬発力」!
ビートたけしについては・・・
演出プランの上をいくメッシ以上の「瞬発力」に衝撃を受けた、という吉川氏。
コンプライアンスが声高に叫ばれるようになったテレビの現場でも、
なぜたけしがスタッフから愛されるのか・・・。
「さんま&所の大河バラエティ! 超近現代史!」というスペシャル番組に、
特別ゲストとして出演していたビートたけしが、
書道家・武田双雲の書に墨がたっぷり入ったバケツをひっくり返したハプニングをはじめ、
「狂気」ともいうべき天才性と、人を惹きつけてやまない人間味あふれるエピソードを披露。
所にかかれば、どんな話題も「品」と「優しさ」をもつ!
そして、これまであまり多く語られてこなかった、所ジョージについて・・・
吉川氏は所を「空気を作る天才」と評します。
どんな危険な話題も、どんな気むずかしい人物も、
所にかかれば「品」と「優しさ」をもってしまう。
所が決して「カンペ」(カンニングペーパー)を読まないのはなぜか。
そこに彼の仕事哲学の深淵があります。
彼らの魅力を最大化し、彼らの能力をフルに引き出す
「舞台装置作り」が何より重要であること。
そのためには「無駄」を惜しまないこと。
その徹底が長寿番組をつくり、現在の日本テレビの隆盛がある。
そう肌で感じられる一冊です。
(イラスト/佐野文二郎)
小学館新書 『たけし、さんま、所の「すごい」仕事現場』 著/吉川圭三
【著者プロフィール】
吉川圭三(よしかわけいぞう)1957年、東京都生まれ。
早稲田大学理工学部卒業後、1982年に日本テレビ入社。
自ら立ち上げた「世界まる見え!テレビ特捜部」が大ヒット。
その後も「恋のから騒ぎ」「特命リサーチ200X」
「1億人に大質問!? 笑ってコラえて!」など数々の人気長寿番組に携わる。
その後、制作局長代理、制作局エグゼクティブプロデューサーなどを経て、
2013年より株式会社ドワンゴへ出向。現職は会長室・エグゼクティブプロデューサー。
「ニコニコドキュメンタリー」の責任者でもある。
著書に「ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ」(文春文庫)。
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