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2017.1.17

役者と脚本家の恋愛って実際あるの? OLからあこがれのギョーカイへ! 『ドラマデイズ』

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キーワード: テレビ エンタメ 小説 仕事

役者と脚本家の恋愛って実際あるの? OLからあこがれのギョーカイへ! 『ドラマデイズ』

OL人生一発逆転なるか?

 

職場への不満と将来への不安を抱えながらも

すぎていく毎日。人生ってこんなもの?

いや、もっとやりがいのある仕事があるはず!

一発逆転、自分を変えたい!!

そんな人たちに読んでほしいお仕事小説が

『ドラマデイズ』。

 

主人公の仁藤茉由子は28歳のOL

会社では気のあわない同僚と嫌味な上司に

囲まれ、データ入力の仕事をしている。

唯一の楽しみは、帰宅後のTVドラマ鑑賞だ。

イチ視聴者としてドラマを観続けた茉由子は

「エンドロールの最初に出てくる脚本家に

なりたい」という夢を持ち、5年前から

シナリオコンクールに応募し続けている。

 

そんなある日、彼女のもとに、大手テレビ局が

主催するシナリオコンクール入賞の朗報が届く。

「これで脚本家になれる!」と期待に胸躍らせる

茉由子だったが、待っていたのは厳しい現実――

原稿料の出ない仕事、プロデューサーのセクハラ

――。一方、会社では、華やかな世界に身を置く

茉由子をねたんでか、同僚の態度は

どこかよそよそしくなり・・・。

 

落ち込む茉由子の前に現れたのは、

新人俳優・秋月 愁。

「いつの日か、君が脚本を書いて、僕が主演する」。

彼の言葉に励まされ、脚本家デビューをめざすが、

秋月はまたたく間に人気俳優へと駆け上がり・・・。

 

迷い傷ついた先にみつけた

本当に描きたい人生の「ドラマ」とは?

 

人生は思いどおりにいかない。

けれども、ぶつかって転がって角が取れたとき

みえてくるものがある!

ふつうの人なんていないけど、

ふつうなりにがんばりたい!

アナタの背中を押してくれる応援ものがたり。

 

あまりにリアルなヒロインの奮闘ぶりに、

いつの間にか力一杯応援したくなる、

そんな元気が湧いてくる作品です。

痛快お仕事小説であり、

癒やされる人間ドラマでもあり、

甘酸っぱい恋愛小説でもある、

贅沢な一冊。脚本家としてデビューの経験が

ある筆者だからこそ書ける描写ばかりです。

 

ギョーカイあるある対談がオモシロイ!

 

巻末には著者・吉野万理子氏と

「チーム・バチスタ」シリーズなどを

手がける人気脚本家・後藤法子との対談を収録!

その内容を一部紹介すると・・・

 

吉野 この作品が単行本として

以前刊行されたとき、よく聞かれたのが

「役者さんとの恋愛のエピソードって

実話なの?」ってことでした。

   <<中略>>

小説を書いたときは

「実際はあるわけないけど」

って思ってたんですが、

いや、意外となくはないかな、って

後でまわりを見て思うようになって。

 

後藤 そういえば、わたしたちの共通の

知り合いの人でも過去に――。

 

吉野 そんなことがあったと聞きましたね(笑)。

あと、昔からの知り合いの脚本家さんに

こないだ久しぶりに会ったら、

「結婚したんだー」って言ってて、

お相手はどんな方かと話を聞いてたら、

役者さんだそうで。マジかっ!

茉由子はここにいた!と思っちゃいました。

 

ギョーカイ事情を知るふたりならではの

「脚本家あるあるエピソード」も必読です!

 

小学館文庫

『ドラマデイズ』

著/吉野万理子

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