デビューの条件は

バンドを辞めて

アイドルになること！

人気アイドル・哀川陽司が

出演するライブハウス「ヘブン」に、

サプライズ登場したバンドGASP。

暴れまわる彼らのなかで、

ひときわ光る存在、

それがフロントマンのトーイだ。

そんな彼に、哀川陽司を担当する

大手芸能プロの敏腕マネージャー・

加藤か志子が目をつける。

彼女がトーイに出した条件は、

バンドを抜けてアイドルになること。

迷わず断ったトーイだが、

か志子はさまざまな策略をめぐらせていく・・・。

10代ならではの危うい輝きを秘めた

主人公トーイの成長物語。

彼をとりまくキャラクターたちも

イキがよくて魅力的です！

「音」=「Sound」を描いた

スタイリッシュな音楽漫画

バンドブームに沸く1985年。

「週刊少年サンデー」誌上に発表された『To-y』は、

それまでの漫画の常識をくつがえす表現で

「音」=「Sound」を描き、数多の音楽漫画、

ミュージシャンに影響を与えました。

そして、上條淳士の美麗なタッチから

生みだされたキャラクター達は世代を越え、

今もファンを魅了し続けています。

スタイリッシュかつ繊細でありながら、

ラブコメやギャクの要素も内包した、

音楽マンガの先駆けにして金字塔です。

連載時のカラーを初めて再現！

第1巻にはスピンオフ短編も！

今回の単行本は『To-y』のデビュー30周年を

記念した永久愛蔵版(全5巻)。

各巻、カバーイラスト描きおろしはもちろん、

連載時のカラー(4色・2色)を初めて再現。

上條氏みずからが選びリファインしたイラストや

画集『1983SINCE』にも入らなかったレア作品も。

第1巻には、ニヤが主人公のスピンオフ短編

「山田のこと」も収録しています！

『To-y 30th Anniversary Edition [1]』

著／上條淳士