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2016.12.8

直木賞作家と歴史学者がタッグを組み、司馬遼太郎「街道をゆく」を越える! 『半島をゆく 第一巻 信長と戦国興亡編』

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キーワード: 歴史

直木賞作家と歴史学者がタッグを組み、司馬遼太郎「街道をゆく」を越える!  『半島をゆく 第一巻 信長と戦国興亡編』

海の玄関口=半島は

つねに歴史の舞台だった!

 

‹‹私たちの先達である

司馬遼太郎さんは

「街道をゆく」という

実り豊かな仕事をなされたが、

街道が本格的に整備されるのは

江戸時代になってからで、

それ以前は海運や水運が

物流の中心だった。

その拠点となったのが半島である。

半島の港には物があふれ、人々が集い、

全国各地の情報が集積された。

こうした場所から物事が動き出すのは

歴史の常で、半島の多くの

歴史的事件の舞台となった››

 

直木賞作家・安部龍太郎(写真右)と

歴史学者・藤田達生(写真左)が

海と陸の接点から日本史をとらえなおす!

 

歴史作家と歴史学者が

6つの半島を訪ね歩く。

 

一行が最初の取材地に

選んだのは愛知県知多半島。

がんじがらめの中世を変革させた

織田信長の足跡をたどる。

信長といえば、

桶狭間の戦いが有名だが、

その6年前、21歳の信長が

初めて鉄砲を使用した合戦が

知多半島であった・・・。

 

『半島をゆく 第一巻 信長と戦国興亡編』では、

知多半島をはじめ、おもに「戦国時代」に

舞台となった6つの"半島"に焦点をあてる!

 

1. 知多半島(愛知県)

「桶狭間」の6年前、

21歳の若き信長の足跡。

天下布武の戦いは半島から始動した。

(主な取材先)

野間大坊、延命寺(洛中洛外図屏風)、

村木砦跡、緒川城、大野城跡

 

2. 薩摩半島(鹿児島県)

徐福、鑑真、ザビエル、琉球貿易・・・・。

開聞岳を仰ぐ「海の玄関口」

(主な取材先)

開聞岳、枚聞神社、正龍寺跡、白水館、山川港、

坊津、 輝津館、鑑真上陸地、冠嶽山鎮国寺ほか

 

3. 能登半島(石川県)

希代の絵師・等伯を輩出した

わが国屈指の山城・七尾城と城下町

(主な取材先)

七尾城、七尾美術館、加賀屋、福良津、

義経の舟隠し、須須神社、時国家、

珠洲焼資料館、お熊甲祭、宗玄酒造ほか

 

4. 沼隈半島(広島県)

打倒信長を目指した将軍義昭

本能寺の変の司令塔は鞆の浦にあった!

(主な取材先)

阿伏兎観音、福禅寺対潮楼、沼名前神社、

太田家住宅、常夜燈、小松寺、安国寺、

鞆の浦歴史民俗資料館、龍馬宿泊跡、

いろは丸展示館、山中鹿之助首塚、常國寺ほか

 

5. 伊豆半島(静岡県)

頼朝、早雲、江川英龍――。

歴史の転換は常に伊豆から始まった。

(主な取材先)

蛭ケ小島(頼朝配流地)、山木館跡、

毘沙門堂(文観修行地)、願成就院、

重要文化財江川邸、韮山城址、韮山反射炉、

修善寺源氏ゆかりの地、土肥ほか

 

6. 志摩半島(三重県)

信長の天下統一戦線、海の功労者。

村上水軍を撃破した九鬼水軍の興亡

(主な取材地)

答志島、鳥羽城、常安寺、仙遊寺、英虞湾、

大王崎、波切城ほか

 

創刊27年の月刊誌「サライ」の

大好評連載が待望の単行本化。

歴史作家と歴史学者がタッグを組み

埋もれた歴史を発掘するとともに、

半島の人々の営みを

ていねいに写し出す。

みずからの足で半島を歩き、

船でわたり・・・丹念に取材!

"生の足音"が聞こえてくる意欲作。

 

 

『半島をゆく 第一巻 信長と戦国興亡編』

著/安部龍太郎  著/藤田達生

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