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2016.8.3
お盆の時期に考えたい、わが家のお墓問題! 解決のヒントは『お墓の大問題』(小学館新書)にあり。
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8月といえばお盆シーズン。あなたは今年も帰省しますか?
その際、現実を突きつけられるのが、ご先祖の「お墓問題」です。少子高齢化により、墓守をする人は減少する一方。まだ、ご健在のうちはいいものの、親が亡くなってしまった場合、墓参りをするだけのために帰省するというのは、たいへん面倒で費用もかかります。
そして、いつしか墓参りの機会が少なくなり、自分たちの子どもが亡くなるころには、その墓も無縁化してしまう…。2013年に熊本県人吉市が市内の墓地995か所の現地調査をしたところ、全1万5123基のうち、実にその4割を超える6474基が無縁墓であることが判明。なかでも、山間部にある墓地では、なんと8割が無縁墓になっていました。
別の調査によると、自分たちの墓が「近いうちに無縁墓になる」「いつかは無縁墓になる」と答えた人が半数以上におよんだそうです。
ひとりっ子同士の結婚では、各々の墓を守るということはかなりの労力を要します。また、兄弟姉妹がいても、継ぐべく年長者が急逝すると、その負担は弟妹にのしかかり…。まして遠方に住んでいればなおさらのこと。
いま住んでいる場所から近い墓地へ「お墓の引っ越し」(改葬という)という選択肢は?
しかし、これにもいくつかのハードルがあります。
まず、都心部の民間霊園は数が少なく、高倍率で、しかも費用も高め。親戚などから「ご先祖様を縁もゆかりもない土地に引っ越しさせるとは」と文句を言われ、関係がぎくしゃくするケースも少なくありません。
また、もとのお墓が寺院にある場合、多額の離檀料を求められ、応じないと改葬に必要な「埋葬証明」を出さない、などと言われるケースもあるそうです。
さらに、「子ども墓守を断られた」「夫や夫の実家と同じ墓には入りたくない」といった身につまされるような(!?)家庭の事情や、「分骨トラブル」「散骨の落とし穴」「ペットと同じ墓に入れるのか」など、さまざまな問題や疑問が横たわっているのです。
そんな「お墓の大問題」を解決するための知恵をまとめたのが本書です!
ほかにも、墓参りのルールや、いまさら聞けない供養の常識、葬儀の現実から終活と相続の基本まで、「死」にまつわるすべてを網羅しました。
この1冊に、お墓に関する悩みをもつ人に役立つヒントが、詰まっています!
小学館新書
『お墓の大問題』 吉川美津子
定価:本体760円+税
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