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2016.7.29
「三行ラブレター」にもってこい! あふれる想いを伝えたいときに『恋の名前』
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「乱れ初む」ってどんな恋の表現か知っていますか?
日本語文章能力検定協会が、毎年開催していた「心に響く三行ラブレター」というコンテスト。「三行ラブレター」とは、3行(60文字以内)という短い文章で、大切な人に愛情や想いを伝えるという企画です。
日本テレビの「人生が変わる1分間の深イイ話」で取り上げられ、SNSを中心にブームが広がり、今やすっかり定着しています。
素敵なラブレターを送りたい! でも、気の利いた言葉がみつからない。ボキャブラリーが尽きてしまった。そんなときに、参考にしてほしいのが、この『恋の名前』。
詩人・高橋順子がロングセラー『雨の名前』『風の名前』『花の名前』に続いて、上梓した"恋の言葉"集です。春夏秋冬に章立て、はじまりの予感からつのる思い、恋の仲立ち、恋の苦しみ、恋の終わりまで、本書には、恋の名前470項目720語、恋の写真165点、恋の詩と物語20篇があふれています。
‹‹恋という花には水やりをする時間がなければ、大きく育ちません。
恋しいのは、目の前に恋人がいないから、逢えないから、あるいは別れてきたからであって、そういうときに人は相手の神秘的な謎を解こうとする一方で、自分を相手にふさわしからぬ者として卑下したり、向上心を燃やしたり、またさまざまな憶測をはぐくんだりします。
それは非効率的な無駄な時間かもしれないけれど、いわば恋に水やりをしている時間です。人生の味のする濃密な時間です。
恋をすると、多分全身の細胞が目覚めるせいで、世界が美しく見えてきます››
「つのる思い」という言葉ひとつとっても、「恋慕」「胸を焦がす」「心の熾(おき)」「乱れ初む」「恋恨む」「屋烏の愛」など、さまざま表現があります!
今のあなたの気持ちにぴったり当てはまる"恋の言葉"を見つけてみてください!
文/高橋順子 写真/佐藤秀明
【著者プロフィール】
高橋順子(たかはし・じゅんこ)
詩人。1944年生まれ。佐藤秀明との共著『雨の名前』『風の名前』『花の名前』は発売以来重版を重ねるロングセラーにしてベストセラー。
佐藤秀明(さとう・ひであき)
写真家。1943年生まれ。北極、チベットなど、世界各国の人々と自然をテーマにした作品を発表。近年は、故郷新潟の限界集落の撮影を続けている。
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