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2016.6.23

そこのアナタ、浮気真っ盛りなのがミエミエです。ベテラン探偵による浮気度チェックリストにドキッ! 『不倫女子のリアル』

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そこのアナタ、浮気真っ盛りなのがミエミエです。ベテラン探偵による浮気度チェックリストにドキッ! 『不倫女子のリアル』

男は"証拠隠滅"、女は"恋する乙女"

 

 女性はなぜ不倫に走るのか? どんな女性が不倫をしているのか? 円満な家庭でも不倫のリスクはあるのか? 不倫女性ならではの流儀とは?

 

 社会進出とともに"男性化"した女性たちによる、都会型不倫の現況を探った『不倫女子のリアル』。各章ごとに30~40代の「稼ぐ女」「キレイな女」「軽い女」「堅実な女」が登場し、自身の不倫を大胆告白していることに注目が集まっている本書だが、それに加えて人気弁護士による「不倫問題の現状解説」、ベテラン探偵による「不倫現場のリアル」も読みどころのひとつだ。特に夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3000件というリッツ横浜探偵社・山村佳子氏が、豊富な経験から導き出した浮気している人にありがちな行動パターンには、ハッとさせられる。

 

男性編

・ 接待や出張などの回数が増え、家にいる時間が少なくなった。

・ お金の使い方が荒くなったように感じる。

・ 車のカーナビの目的地履歴を消している気配がある。

・ 家に帰ってきてすぐシャワーやお風呂に入るようになった。

 

女性編

・ ダイエットを再開する、スキンケアが念入りになるなど、美と若さへの執着が強くなる。

・ 夜の生活を拒否するようになる。応じたとしても反応が以前と違う。

・ 聞いたこともないCD、見たこともないジャンルの映画DVDなどが自宅に増えた。

・ 病気などの理由はないのに、ピルを飲みはじめた。

 

 これらは、本書に登場する「パートナーの浮気度チェック」の一部。あなたの配偶者は大丈夫だろうか? 男女に共通する内容もあるが、男性が"証拠隠滅"に躍起になっているのに対して、女性は完全に"恋する乙女"になっているのが特徴だ。

 

不倫相手に慰謝料請求、相場はいくら?

 

 ちなみに、不倫、不倫、と連日飛び交っているこの言葉。じつのところ不倫とはなんなのか、知らない人も多いのではないだろうか。テレビ出演も多い人気弁護士・堀井亜生(あおい)氏によれば、「"性交および性交類似行為"、いわゆる"体の関係を持ったこと"」が、"裁判上の不倫"にあたるそう。「ちなみに、"不倫"という言葉は法律法語になく、婚姻関係がありながら、別の異性と性交渉することを"不貞行為"といいます」。

 

 不倫問題で堀井氏の事務所に相談に来る人数は、この10年で倍増。その背景にはSNSの存在がある。そして、最近流行りの連絡ツール、LINEは不倫の証拠がつかみやすい。

 

「LINEは確かに便利ですが、やりとりのデータを抜き取ることができます。これは不倫の証拠になる。ガラケー時代は、パートナーの不倫相手とのメールを転送して、送信履歴を消去して‥‥‥と証拠を取るにも手間がかかったものです」(堀井氏)

 

 では、妻側から不倫相手の女性に慰謝料を請求した場合、相場はいくらなのだろうか? 一般的には、よく100万円程度だといわれるが、実際は「ケースバイケース」だ。

 

「不倫が原因で離婚した場合には、慰謝料額は上がりますが、それも200~300万円くらいです」(堀井氏)

 

 さらに、不倫がバレた場合、離婚の障害にもなる。「不倫をした場合も含み、自分が夫婦関係を破綻させた場合には、"相手が離婚に同意しない限り"有責配偶者となり、以下の3要件を満たさない限り離婚は認められません」(堀井氏)。

 

① 未成熟の子供がいないこと

② 婚姻期間と比較して相当期間の別居

③ 離婚される配偶者が精神的・経済的苦境に陥らないこと

 

 増え続ける「不倫女子」のリアルとリスク。男女の形・夫婦の形・家族の形は、今後どのように移り変わっていくのだろうか。本書に記された"リアル"から決して目を背けてはいけない・・・。

 

小学館新書

『不倫女子のリアル』

著/沢木 文

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