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2016.7.8
共感の声多数! 8者8様"リアル主婦の物語"に、勇気をもらえる『逆襲、にっぽんの明るい奥さま』
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奥さまは、今日も家族のために奮闘中!
《わたしが最初に書いた本は『バイブを買いに』と言います。その本を出した時、「このタイトルは一体、何だ」と言われた。わたしにしてみれば、「え、これはバイブレーターを買いに行く話だから、内容のわかるとってもいいタイトルではありませんか」という気持ちでした。
今回の『逆襲、にっぽんの明るい奥さま』は、どうなのかと言えば、はい、タイトルそのまま、「会えば挨拶する普通の明るい方ですよ」という女の人の、明るくない部分を字にしてみました。
続篇のタイトルは、今のところ『突撃、にっぽんのきれいな奥様』を予定しています。よろしくお願いします》
(あとがきより)
悲しみも、苦しみも、胸に隠し、今日も家族のために奮闘する「奥さま」。日本最大のサイエント・マジョリティーである彼女たちの胸の内を、リアルにつづった短編集!
登場するのは、8人の奥さま。
・ お茶くみ奥さま
・ レジ打ち奥さま
・ 長生き奥さま
・ 安心奥さま
・ 加味逍遥散奥さま
・ 天城越え奥さま
・ にせもの奥さま
・ 逆襲奥さま
夫の頼りなさ、子どもとの相性、姑との確執、職場での無理解、ママ友関係に気疲れ・・・そんな心の中が煮えたぎった状態でも、何もなかったかのように、にっこり笑い、普通にふるまう奥さまたち。
《夫婦なんて、他人が言えないことを相手に言える最後の人間ではないか。その役目を果たさなくてどうする》
《なんでもかんでも言葉にすればいいというものではない。言わないでいることにも知恵は必要なのだ。こういうことも「ソンケイ」に値するのではないか》
妻として、母として、働く女性として、生きにくさを抱えていた彼女たちが、現実に向き合い主体的に生きはじめる瞬間が描かれた本書。主婦を中心に共感が共感を呼び、今、話題になっています。8人8通り(著者のあとがきをふくめたら9通り?)の人生、声にならない意見に、勇気をもらえる応援物語です!
小学館文庫
著/夏石鈴子
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