モルダー捜査官こと俳優のデイヴィッド・ドゥカヴニーが、処女小説を出版しました！ デイヴィッド・ドゥカヴニーといえば、なんといっても、一世を風靡した海外ドラマ『Xファイル』のモルダー捜査官役です。『Xファイル』はUFO、UMA、オカルトなど科学では説明の付かない超常現象の謎に迫るSFストーリーで、日本でも、1994年よりレンタルビデオがリリースされブームとなり、1995年よりテレビ朝日系列各局で第3シーズンまで放送されました。デイヴィッド・ドゥカヴニーは2016年1月、アメリカでスタートした『Xファイル』の新シリーズにも出演し、好評を博しています(日本では、今夏デジタル配信とブルーレイ＆DVDで発売されることが決定) 。

　そんなデイヴィッド・ドゥカヴニーがなぜか小説家デビュー。気になる小説の中身は、ギャルウシの冒険物語。

　舞台はアメリカのとある農場。のんびりと草を食べて暮らす年頃の雌牛・エルシーは、ある夜、雄牛との出会いを求め農場を抜け出した先で、自分の運命を知ってしまいます。そして彼女は、同じ事情で国外脱出を望んだ七面鳥と豚をともに、自分が食べられない楽園・インドを目ざす旅に出ることに。はたして彼らは無事、楽園にたどり着けるのか？

　お気楽 & 荒唐無稽に見えて、実は社会への風刺と皮肉がたっぷり！ 先日、アーティストとしてデビューアルバムをリリースすることも発表した、今、ノリにノッてる彼の力作を、お見逃しなく！

小学館文庫

『ホーリー・カウ』

著／デイヴィッド・ドゥカヴニー　 訳／菊池由美