お知らせ
2018.1.31
2月1日といえば…そう、中学受験。その中学受験をテーマに、現役中学生作家が描いた物語。鈴木るりか・著『さよなら、田中さん』大反響続々大増刷!
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
《もし死にたいくらい悲しいことがあったら、とりあえずメシを食え》
「二月の勝者」になれてもなれなくても、人生は始まったばかりだ!
『さよなら、田中さん』は全5編の連作短編集です。主人公の田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで、たくましく生きています。最初の4編は、この母娘を中心とした日常のちょっとした事件が、田中花実の視点で描かれています。いっぽう、表題作の1編「さよなら、田中さん」では、同級生たちの中学受験の様子が描かれますが、ほかの4編とちがって同級生の「三上くん」の視点からみた、田中さん母娘との交流、受験をめぐる母親との確執がテーマ。実際に私立中学生である著者が、受験をめぐってざわつくクラスメートや親たちの雰囲気をとらえた「中学受験」の物語。
その瑞々しさ、爽快さに“脱帽”です。
本屋大賞ノミネート作をぶっちぎり、芥川賞・直木賞受賞作と肩を並べる売れ行き!
新人小説家のデビュー作としては異例の、たちまち6刷5万部!!
その正体は、14歳の女子中学生!
1月24日の日本経済新聞朝刊一面コラム「春秋」にて、同じく14歳でブレイクした将棋の藤井聡太さん、卓球の張本智和さんと一緒に《早くもとりどりに花開く景色の爽快さ》と紹介されました。
また、道尾秀介さんからは《書いた人の年齢なんて関係ない。面白いものは面白い。読めてよかった。》、俵万智さんからは《素晴らしすぎる。私たちが同時代に鈴木るりかという作家を得たこと。これは事件だし僥倖だし大きな希望なのです》など、多くの方から絶賛のコメントをいただいています。
『さよなら、田中さん』
鈴木るりか
定価:本体1,200円+税
https://www.shogakukan.co.jp/pr/sayonara/
(表題作「さよなら、田中さん」を試し読みできます)
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