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2016.11.18

井浦新が3人目の団員に! わざわざ見に行く美術がココにある。 『日本美術応援団 今度は日本美術全集だ!』

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キーワード: アート 美術 旅 マンガ

井浦新が3人目の団員に! わざわざ見に行く美術がココにある。 『日本美術応援団 今度は日本美術全集だ!』

井浦新が団員3号として「伝統の学ラン姿」 に!

 

日本美術に興味ナシ。

そんな人たちに日本美術の魅力を伝えたい!

『日本美術応援団』は、

20年前に「日経アート」誌上で結成されました。

団長は山下裕二(明治学院大学教授)、

団員1号は赤瀬川原平。

ふたりの対談連載は隔月で3年、

団員2号に南伸坊をくわえて18回におよび、

これまでに6冊が単行本されています。

そして、このたび団員3号に井浦新をむかえて、

『日本美術応援団 今度は日本美術全集だ!』

が刊行されました!

 

 ‹‹本書は、日本美術応援団として

 7冊目の本である。そして、

 赤瀬川原平さん亡き後、団員3号として

 新たに迎えた井浦新さんに、「伝統の学ラン姿」の

 コスプレをしていただいた。装幀はもちろん、

 南伸坊さん。俳優として目覚ましい

 活躍をしている井浦さんは、

 一方でご存じのようにNHK『日曜美術館』の

 司会を3年にわたってつとめ、

 私とは5年ほどの付き合いになる。

 江戸絵画をはじめとする日本美術に関して、

 彼はもはや玄人はだしの鑑賞体験と

 知識を持っている人である。

  日本美術応援団結成以来20年の時を経て、

 私は次世代に引き継ぐ役割を果たすことに

 なったのだと思う。そろそろ「老人力」も

 かなりついてきた私が亡き後は、

 「故・名誉団長」としていただいて、

 井浦さんによって更に次の次の世代に

 引き継いでいただきたいと思う››

 (山下裕二)

 

 

 「日本美術全集」全20巻の完結を機に、

日本美術応援団が再始動! 

 

山下団長の下で、美術との出会いから、

見方、愛し方、演じたい絵師まで

日本美術への尽きぬ思いを、

とことん語ります。

ふたりの軽快なトークと、かみくだいた表現は

初心者にもとっつきやすい!

 

 ‹‹本を読んで勉強することも

 大事だと思うんですけど、

 同じように美術に興味を持つ

 仲間と一緒に旅に出ることも、

 僕にとってはすごく大事なことです。

 美術について語り合って意見をぶつけ合って、

 こんな見方もあるんだと

 仲間から教えてもらったり。

 興味がないからって、自らシャッターを

 閉めそうになっているものに対しても、

 仲間がいれば、一緒にシャッターを

 こじ開けてくれて、すごく勇気づけられる。

 誰の影響を受けて、誰からきっかけをもらって、

 誰と一緒に見に行くか、ということは

 美術をもっと楽しく見るプラスアルファの

 要素として意外と大事なのかなと思います››

 (井浦新)

 

日本美術応援団の大きな柱は、

日本各地への美術行脚。

有名無名を問わず、応援すべき美術に、

足を駆使してエールを送り続ける

山下団長と井浦団員。

ふたりが紹介する

「わざわざ見に行く日本美術」は

一生に一度は訪れてみたい

格別のパワースポットばかりです。

 

「ねじ式」の原画がいちばん欲しい!

 

美術作品のカラー図版160点掲載!

日本美術の歴史と代表的な作品と、

そして、その魅力を一気に俯瞰できます。

山下団長選による「日本美術・極私的50」

「日本美術・なんじゃこりゃ11」も必見!

山下団長は、“漫画”も日本美術だといい、

将来は国の重要文化財の候補になるだろうとみています。

 ‹‹「日本美術全集」に掲載された

 すべての中でいちばん欲しいのは、

 ‹つげ義春のマンガ「ねじ式」の原画です。

 僕は、将来的には手塚治虫をはじめとする

 マンガの原画が、重要文化財や国宝に

 指定される日が来ると思っていますが、

 数多ある文化財候補のマンガのなかでも、

 「ねじ式」は絵としてもっともすごい››

 

現在進行形で魅力を増す日本のアート。

これを読めば、あなたも今日から

「日本美術応援団」です。

 

『日本美術応援団

今度は日本美術全集だ!』

著/山下裕二  著/井浦新 

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