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2016.7.25

人生最高のパートナーを見つける方法、うまくやっていくためのルール。『大橋巨泉「第二の人生」これが正解!』

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人生最高のパートナーを見つける方法、うまくやっていくためのルール。『大橋巨泉「第二の人生」これが正解!』

最初の結婚から学んだことは

「長く一緒にいること」

 

 ‹‹人間というのは、生まれる時も死ぬ時もたった一人だ。だから、せめて生きている間だけでも、心を許しあえるパートナーと仲良く生きたいとボクは思う。一度きりの人生、その選択として、「いいパートナーと過ごす人生こそ価値あるものだ」という考えは永遠に変わらない。まず一に健康、二にパートナーである››

 

 これは今月12日に急性呼吸不全で亡くなった大橋巨泉氏が自身の著書『大橋巨泉「第二の人生」これが正解!』に遺した言葉です。最良のパートナーをみつけて、心を許しあって生きることができれば、人生はとても豊かになる、と確信していた大橋氏。「人生とは、自分とパートナーとで築くものだから、二人で築き上げた人生が最優先される。だからこそ、前半生より後半生がより重要だ。その大切な時間を一緒に築き上げるパートナーを、前半生で探すことが重要である。」と断言していました。大橋氏の最初の結婚は1956年、22歳のときでしたが1964年に離婚。その後、1969年、当時アイドル歌手だった寿々子さんと再婚します。

 

 ‹‹再婚する気など、毛ほどもなかった。だから、寿々子と出会った時も、結婚はおろか、恋愛のレの字もなかった。一九六八年にニッポン放送のDJ番組でボクのアシスタントを務めた彼女は二〇歳の、いわゆるアイドルで、ボクとは一四歳も年が離れていた››

 ‹‹決め手になったのは、彼女のユーモアのセンスであった。常に笑いの絶えない家庭が作れれば成功だと考えていた。

 趣味の一致など考えなかったし、第一ほとんどなかった。一四歳も年が違えば当たり前である。それよりも前の失敗に懲りて、「できるだけ一緒にいられる」ことを最優先にした››

 

 結婚について「事業のようなもので一緒に成功させなくてはいけない」と言っていた大橋氏。新たなパートナー=寿々子さんと仲良くやっていくために、どんなことを心がけていたのでしょうか。

 

 ‹‹パートナーとうまくやるコツは、できるだけ長く一緒にいることだ。離れていると、心に隙間が生じる。できるだけ一緒にいる。それが難しいとしても、毎日コンタクトを取ることだ。

 コンタクトは日頃、一緒にいる時も必要だ。ボクら夫婦は今でも朝一回、夜二回のキスを欠かしたことがない。ケンカしていてもする。セックスもコンタクトとして大切だ››

 

ケンカがないのは、

やましいことがあるから?

 

 大橋家には、夫婦ゲンカをした際のルールがあるそう。

 

 ‹‹「ウチは一度もケンカらしいケンカはしていません」と言うなら、これはちょっとおかしいと思ったほうがいい。

 どっちかが陰で悪いことをしている。不思議なもので、悪いことをしていると、波風を立てたくないからケンカをしない方向に行くのである。

 たまにはケンカをする。だからといって、それがもとでパートナシップがうまくいかなくなっては困る。そこで、性格にもよるだろうけれど、パートナーとは何かルールを作っておくことをお勧めしたい。

 大橋家のルールは、以下の二つ。

 一、ケンカは翌日に持ち越さない。

 二、「ごめんなさい」と言ったら、それ以上追及しない››

 

 本書の最後で大橋氏はこう締めくくっている。

 

 ‹‹最後までうまくいく、おとぎ話のような結婚なんてありえない。山もあれば谷もできよう。半世紀にわたる長い旅路である。お互いの長所も短所もよく見えてくる。だからトラブルの解決法も、二人で話し合って決めることだ。そして、パートナーの笑顔が、何にも代えられない「宝物」だと思えるようになったら、あなたのパートナー探しは成功なのです››

 

 

『大橋巨泉「第二の人生」これが正解!

人生80年時代「後半生」を楽しく生きるための10の選択』

著/大橋巨泉

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