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2016.7.1
このセリフが不倫相手から出たら「もう愛してない」のサイン。男と女の"勘違い"と"すれ違い"を分析! 『不倫女子のリアル』
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同じ事実でも男女間では、捉え方が180度違う!
不倫をしている30~40代女性たちの本音にズバリ迫った話題の書『不倫女子のリアル』。本書では、増殖する"女性の不倫"にスポットを当てるとともに、「不倫女子のリスク」についても述べられている。
不倫がトラブルに発展する際、その発生源となるのは、優柔不断な男性の言動によるところが多々ある。自ら問題の種を作っておきながら、既婚者男性が不倫相手に本気になるケースは少なく、妻との離婚までは望んでいないからだ。
不倫問題にくわしくテレビなどにも出演する人気弁護士・堀井亜生(あおい)氏たち弁護士チームは、"同じ事実の捉え方の違い"が男女間トラブルの原因になっていると見抜き、"不貞夫の本音"について分析した。次に紹介するのは、その大きな"ズレ"の一部だ。
●不貞夫とその相手とではとらえ方が大きくことなる事例
例① 男性が妻との離婚を切り出さない
男性:このままの関係でいいから、離婚する気はない。
女性:彼は離婚したいのに、奥さんが納得してくれない。
例② 男性が妻の愚痴を言うときの心境
男性:不倫相手との結婚を望んでないことを遠回しに伝えている。
女性:私のことを信頼してくれている、奥さんへの気持ちは薄れている。
●不倫男性がよく発する台詞と背景の心情
例① 「ふさわしい人を見つけてほしい」
男性:彼女を傷つけないように別れを切り出すため。
女性:私は高嶺の花・すばらしい女性と言われていると捉える。
例② 「仕事が忙しくてメールできない」
男性:メールをするのが面倒、もう連絡を取りたくない。
女性:男性の言い訳を信じ、「がんばってね、私ずっと待ってるから」と返す。
こうした例が示すように、女性は恋をすると、男性の発言をポジティブにとらえる傾向にある。
「原因は"お互いの前提が違う"ところにあります。女性側は"自分が愛されている"という前提のもと、男性の言葉を聞いていることが多いです。もし、相手の態度に不安を感じても、過去に相手から送られてきた"好き"などと書いてあるメールなどを読み返すことで、そのころのお互いの気持ちをリアルに思い出し、"私は愛されている"と自己暗示にかかるような人が多いものです」(堀井氏)
相手への熱意が冷めても、男性側がいつまでも甘い言葉をささやくのは、"自分のことをずっと好きでいてほしい"というご都合主義と、"ヤレる女性を囲っておきたい"というハーレム願望からだ。そのスケベ心が最悪の事態を招くとも知らず・・・。
男性の気持ちを見極めるうえで、ターニングポイントとなるのは、お決まりのセリフ"仕事が忙しくて会えない"だ。これが男の口から何度も出てくるようになったら、もう過去の関係には戻れない。それでいて、なんの前ぶれもなく突然、"今日会えない?" "今から家に行っていい?"などと誘ってくる場合も、決して"忙しいなか、私のために時間を作ってくれた"などと勘違いしてはいけない。"他の誰も、つかまらなかった"のだ。
堀井氏は最後にこう締めくくる。
「仕事を通じて多くの男女模様を見てきましたが、恋愛はお互いの熱量が同じでないと、こわれやすいものです。これは既婚・未婚問わず、同じことがいえるのではないでしょうか」
小学館新書
著/沢木 文
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