必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩(ふるい)。それが、警察学校だ。警察学校第百二期短期課程の教官を務める風間公親は、警官の資質なしと見なした生徒には、容赦なく退校を命じる鬼として知られていた。

その風間に校長の久光が命じたのは、「退校者ゼロ」の模範教場を作ることだった。もし落伍者が出た場合は、教場の責任者である風間も辞めることにーー。

一人も脱落せずに仮入校期間を終えたものの、禁止されている喫煙の疑惑や備品の盗難など、相次いで起こる小さな事件。あげく妊娠する女生徒も現れるなか、風間はミッションをクリアできるのか!?

累計72万部のベストセラー最新作は、シリーズ初の長編!

1969年山形県生まれ。筑波大学卒。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞しデビュー。2008年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2013年に刊行した『教場』は週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位、「このミステリーがすごい!2014年度版」第2位に輝き、2014年本屋大賞にもノミネートされた。他の著書に『教場2』『線の波紋』『赤い刻印』『時が見下ろす町』『血縁』などがある。