発売前にかかわらず、
韓国版翻訳決定!

韓国版出版社、O'FAN HOUSEの李起(ギ)雄(ウン)氏よりコメントが届きました。

私たちはコロナという未曾有の時局を経て、今日を生きている。

ジャンル小説的に言えば、ゾンビ・アポカリプスものが現実になったのを目の当たりにした、生存者としての共通認識が私たちにはあるのではないか。

そうだ。私たちはゾンビではなく人間だ。

世界を襲った死の恐怖の前で、人間としての尊厳を失っていないからこそ、今日を生きることができる。

私は今日を生きる我々をジャンルの法則を通じてペアに描き出した結城真一郎さんの前作『#真相をお話しします』を「コンテンポラリーなミステリー」と称したことがある。

そして、この作家を韓国に必ず紹介しなければならないという、編集者としての嬉しい使命を私に与えてくれたことがある。

今度の『どうせ世界は終わるけど』はそんな私の生半可な断定を気持ちよく裏切る、まさに時代を超越するすばらしい傑作だ。

村上春樹は『ノルウェーの森』でこう語っている。
死は生の対極としてではなく、その一部として存在している、と。
『どうせ世界は終わるけど』はこの言葉を流麗に、切なく、そして圧倒的に証明している。
死は遠い未来のものではなく、今日の隣にそっと佇んでいる。

そして私たちは、それを知りながら、恋をし、悩み、笑い、進んでいく。

令和という時代の不安と希望、そしてその隙間を生きるすべての人にこの話を伝えたい。
作家のこの優しい心は、韓国の読者にも必ず響くと私は確信する。






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