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2018.5.12

あの著名人の事故死や自殺は、私たちによる完全犯罪です。長編トラベルミステリー『十津川警部 南風の中で眠れ』

あの著名人の事故死や自殺は、私たちによる完全犯罪です。長編トラベルミステリー『十津川警部 南風の中で眠れ』

殺人請け負いグループの正体を暴け!

数百億円の個人資産をもつファミリーレストランチェーンの社長・岡崎秀明が誘拐された。

犯人は身代金を要求するわけでもなく、過去に事故で亡くなった著名人の名前を挙げ、「自分たちが殺した」と岡崎にその手口を説明。

そして、驚くべき提案をもちかけてきた。

 

‹‹人間には誰でも、今すぐにでも、死んでもらいたいような、憎い、あるいは、邪魔な存在がいるものです。岡崎さんにも、そういう方がいて、適当な金額を、出していただけるのであれば、私たちが、事故、あるいは、自殺に見せかけて、殺して差し上げます。今日はこのビジネスを分かっていただきたくて、こちらにお連れして、お話しさせていただきました。››

 

悪魔のささやきを聞いてしまった岡崎は、男に言われるがままに一億円を振り込んでしまう。

程なく、白石検事と部下が事故死した。

 

数日後、十津川警部を訪ねてきた藤田検事は、白石が岡崎の不正経理を追求し告発する予定だったことを伝える。

しかし、特急「南風」に乗っていた岡崎には、アリバイがあった。

 

ある日の夜、自宅にいた岡崎に白石殺害に関わった男から連絡が入る。

それは、ある男と高尾山に登って欲しいというものだった。

すでに殺人に関与してしまった岡崎には、自分の意志など通じなかった。

 

さらに、大病院の院長の自殺、有名女優の毒物死にも、請け負い殺人グループが関わった疑いが!

十津川警部は、奴らの書体を暴くことが出来るのか?

 

解説は推理小説研究家の山前譲さん。

「本書のような高知県を舞台とした十津川警部シリーズには、『L特急しまんと殺人事件』(一九八九)、『高知・龍馬 殺人街道』(二〇〇五)、『青い国から来た殺人者』(二〇〇五)、『わが愛する土佐くろしお鉄道』(二〇一七)、『十津川警部 予土(ローカル)線に殺意が走る』(二〇一七)といった長編や、短篇の『謀殺の四国ルート』(一九九二)がある。

もちろん、高松空港、徳島阿波おどり空港の愛称がある徳島空港(正式名称は徳島飛行場とのことだが)、松山空港、そして高知龍馬空港こと高知空港と、各県に飛行場があってそれも便利である。けれど、十津川警部シリーズではやはり、鉄道が活躍してほしいのだ。

その四国を南北に疾走する特急「南風」で鉄壁のアリバイを確保した岡崎が、一億円で委託した殺人は、はたして完全犯罪となってしまうのだろうか。いや、そこに立ちはだかるのはもちろん、十津川警部とその部下たちである。本書『十津川警部 南風の中で眠れ』は、後半、十津川警部たちの執念の捜査で読者を魅了していく」

 

小学館文庫

『十津川警部 南風の中で眠れ』

著/西村京太郎

 

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