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2018.3.7
アレルギーの疑問に現役医師がズバリ解答!『即、役立つ 治療とケア 治せる! 楽になる! 子どもアレルギー診察室』
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今年はスギ花粉が多くなる見込み!
花粉症シーズン到来!
アレルギー専門医を中心に組織されたNPO法人花粉情報協会によると、「2018年春は各地で花粉が多くなる見込み」だといいます。
4人に1人とも2人に1人とも言われているスギ花粉症。
日本ではスギ木材の需要が高まった戦後から農林水産省が大規模スギ植林を推奨してきたことに伴い、スギ花粉症が増加しました。
また、日本の都市化によりアスファルトやコンクリートなど花粉が分解、吸着されにくい地盤が増え、環境汚染による排気ガスや光化学スモッグの吸入によるアレルギー反応が増幅されていることも、スギ花粉症の早期発症化、症状の増悪(ぞうあく)化の要因になっているといわれています。
20~30年前、小学校入学前の子どもにはスギ花粉症は見られませんでしたが、現代では2、3歳の幼児でもスギ花粉に感作(かんさ)され、花粉症の症状を持つ幼児がみられるとともに、小学生になるとかなり重篤な症状を持つ児童も多くなっているのです。
「あゆみクリニック」(春日部市)の院長である著者・藤川万規子さんは、いち早くスギ花粉の減感作療法である舌下免疫療法にも取り組み、多くの患者さんの治療にあたってきました。
‹‹スギ花粉のアレルギー性鼻炎にもスギエキスを使った免疫療法があることを知り、自費の治療と治験でしかスギ舌下免疫療法ができなかった当時(2009年頃)に、その権威でもある日本医科大学耳鼻咽喉科の准教授(2010年より教授)大久保公裕先生の外来の門を叩き、自ら患者として治療していただきました。その効果はてきめんで、うそのように症状は軽くなり、花粉の季節を楽に越えることができるようになりました。大久保先生からも、「保険適応になったら是非藤川先生のクリニックでも患者さんの治療にあたって下さい」と言われました。今では私のクリニックでも150人以上の患者さんがこの舌下免疫療法で、スギ花粉症やダニのアレルギー性鼻炎をコントロールしています。››
このスギ舌下免疫療法は今後、幼児、児童にも保険適応になり、スギのエキスも保存や持ち運びに便利な錠剤が使用可能になる見通しです。
本書は、3人の子どもを育てる時に、それぞれにアレルギー症状を経験し、また校医、園医としても多くのアレルギーに悩まされる子どもたちを診てきた著者が、アレルギー症状を改善する手立てを誌上診察室Q&A方式でお応えします。
これは本書に掲載されている質問の一部です。
・ 生後7か月です。卵が入ったおかゆを食べたら、口のまわりから顔全体が赤くなりました。
・ 引っ越してから体中に湿疹が出ておさまりません。アトピー性皮膚炎でしょうか? 花粉症はあります。
・ 猫を飼ってから咳が止まらなくなりました。
・ 花粉症があり、その時期に風邪をひいた後、咳が1か月止まりませんでした。原因は何だったのでしょうか?
・ 掃除の時に、ホコリに反応してくしゃみが止まらなくなります。どうしたらよいですか?
具体的な事例に対して、即、役立つ、具体的な対策を解答します!
家庭だけでなく、信頼できる主治医、園や学校の職員との三位一体で取り組めば、必要以上に神経質にならなくても大丈夫だということが確信できる内容です。
幼児誌、学年誌のウェブサイト「HugKum」にも著者藤川先生のコンテンツが好評掲載中です。
著/藤川万規子
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