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2018.1.10
祈りの老舗「はせがわ」の長谷川房生会長、初の単行本。その経営哲学とは?『こころのこと』
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キーワード: 仏教 エッセイ 経営 ビジネス
飾らぬ想いをつづった法話エッセイ
「お仏壇のはせがわ」の長谷川房生会長、初となる単行本は「現代こころの養生訓」。
静かで豊かなこころの保つために、日常生活の中に仏教やその哲学を生かすことを説くエッセイです。
‹‹私たち「はせがわ」が、
仕事をしていくうえで最も重視していること。
それは創業以来変わらず、
感謝とあたたかさに尽きます。
そうした日々のなかで、
迷ったり、確かめたり、勇気を出したり、
あれこれ考えております。
このたび、一冊の本がまとまりました。
まことにささやかな一冊でありますが、
私の飾らぬ想いを語らせていただきました。
お手にとって、お読みいただければ、
このうえないよろこびです。››
墓や仏壇に手を合わせる行為は葬儀や法事だけの特別な儀式ではなく、生活の中に家族や友を思い、感謝するこころと一続きであらねばならない。
‹‹「自分さえよければいい」は、
結局、自分を縛ることになります。
自分で自分を孤立させてしまう。
ちっぽけな自分に、陥らないよう、
私たちは負の欲望を抑え、
調和や穏やかさを身につけようとするのです。
ありがとう、の言葉には
そうした生き方があらわれます。››
そんなこころの持ちようと生活習慣が、穏やかな暮らしにつながることを考えます。
また、祈りの老舗「はせがわ」の歴史、数々の苦境をどう乗り越えてきたかをつづる。
‹‹その日一日を一生懸命生きること。小手先でこねくりまわしたりせず、まして粉飾やごまかしをせず、真正面から愚直に問題にぶつかれば開かない扉はない。熟慮し、正しい手段を見極め、卑怯なインチキをしない。さらに、「目的が正しいのだ」という不遜な態度で誤った手段を正当化することを絶対にやってはならない。そうした姿勢からこそ、まっとうな解決策は生まれる。››
長谷川氏の前向きなメッセージが込められた、心のもやが晴れる一冊です。
著/長谷川房生
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