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2017.11.2
「朝三暮四」の三と四は何の数のこと? ドラえもんと学ぶ四字熟語の本!『ドラえもん 5分でドラ語り 四字熟語ひみつ話』
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キーワード: ドラえもん ジュニア文庫 四字熟語 学習 ファミリー
1日5分で四字熟語博士に!
「四字熟語」とドラえもんがコラボレーション!
本書は、なんとなく難しそうなイメージがある四字熟語を、ドラえもんをとっかかりにして学べる新しいジュニア文庫です。
イラストはもちろん、藤子・F・不二雄先生の生み出した世界的キャラクター・ドラえもん。
監修は立命館小学校校長を経て、中部大学の現代教育学部教授を務める深谷圭助氏。
NPO法人こども・ことば研究所理事長も務め、生活のあらゆる場面で辞書を引く「辞書引き学習」を開発し、自ら学ぶことの大切さを提唱しています。
各四字熟語は身近な出来事を交えながら優しい語り口で教えてくれるので、とにかくわかりやすい!
サルの食事の話から生まれた、「朝三暮四」については下記のように紹介しています。
‹‹きみたちがケーキ屋さんに行ったとき、ケーキが一こ三百円だったとしよう。そのとき、「五こ入り・千五百円」と書かれた箱があると、「え、五こ入りのほうが得かも」と思ってしまったりしないかな? でも、よく考えると、どちらも同じだよね。
こんなふうに、結局は同じなのに気がつかないでだまされることをいう四字熟語が、朝三暮四だ。これは中国のおもしろいお話から生まれた言葉だよ。
今から二千四百年ぐらい前の、中国の戦国時代のこと。宋という国に、狙公(そこう)と呼ばれる人がいた。狙とはサルのこと。サルをたくさん飼っていて、気持ちが通じ合っていた。
狙公は自分の食事を減らしてまでも、サルにエサをあげていたんだ。
だけど、狙公は貧乏になってしまった。そこで、サルのエサを少なくしようと思ったのだけど、なついてるサルたちにきらわれたくない。
狙公はサルに言った。
「おまえたちに、エサのドングリをあげるとき、朝に三つ、夕方に四つにしようと思うんだけど、どうだろう」
すると、サルたちがおこりだした。そこで今度は、
「では、朝に四つ、夜に三つにしようか」
すると、サルたちは、みんなひれ伏して喜んだというんだ。
みんな気がついたと思うけど、朝三つ、夕方四つでも、朝四つ、夕方三つでも、どちらも一日七つで同じだよね。でも、サルたちは、朝にたくさんもらえるという目先の利益にまどわされてしまったんだね。
「朝三暮四」とは、このサルたちのように、目先の利益にとらわれて同じことだと気がつかないという意味で、少し人をバカにするようなときに使われるよ。
また、この狙公のように、口先で人をだますという意味もあるんだ。››
ちなみに、「朝三暮四」によく似た「朝令暮改」という言葉がありますが、こちらは、命令や指示がすぐに変わって、当てにならないという意味。
どちらもあまりいい意味では使われない言葉です。
そのほかにも、子どもの教育のために、何度も引っ越しをしたママのお話「孟母三遷」、仲の悪い人同士が同じ舟に乗ってしまったらどうなる?「呉越同舟」、仏教の教えから生まれた「以心伝心」、英語がもとになった「一石二鳥」・・・・・・など、日常よく耳にする四字熟語を、ドラえもんといっしょに学べます。
ドラえもんの特別描き下ろし収録!
四字熟語の使い方がわかる、2コマまんがもたっぷり!
本文すべてにふりがな付きだから、お子さんひとりでもOK!
大人も一緒に学べる「四字熟語」のおもしろエピソード満載!
ひとつのお話を5分で読んで、四字熟語博士になっちゃおう!
原作/藤子・F・不二雄 キャラクター監修/藤子プロ 監/深谷圭助
★こちらもオススメ!
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