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2017.6.6
11歳の誕生日に突如、母が「ママは大人を卒業する」宣言・・・双子は大人になることを余儀なくされる。『ハッチとマーロウ』
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デビューから12年。芥川賞から10年。
34歳の青山七恵が描くおちゃめな双子の物語。
ハッチとマーロウは双子の女の子。
大みそか=11歳の誕生日に、シングルマザーであり
小説家の母が「ママは大人を卒業する」と宣言!
「今日からふたりは子ども卒業、子どもを卒業して大人になります」
と一方的に告げられ、ふたりは大混乱。
ママは大人を卒業してダメ人間になり、
突如、大人になることを余儀なくされたハッチとマーロウは、
大人ってなんて大変なんだろう、ということに気づかされる。
‹‹大みそかに大人になってからというもの、ハッチとわたしは家のことで毎日大忙しだ。夕飯のための買い出しとかラジオ英会話とか料理とかお風呂掃除とか、家ではいっぱいやることがあって、おちおち宿題なんかやっていられない。だから宿題は帰りの会が終わったあとに、ハッチと学校の図書室にこもって三十分で済ませることにした。その気になれば三十分で終わるものなんだなあ、宿題なんて! いままでだらだら、なにやってたんだろ。››
お料理ってどうやって作るの?
お洋服、何を着ればいいの?
双子に個性って必要?
私たちのパパって、誰なの・・・・?
日々の暮らしのなかで、少しずつ目覚めるふたりの自我と葛藤・・・。
このまま大人への階段をイッキに駆け上がることができるのか?
長野の四季が織りなす美しい風景を舞台に、青山七恵が温めてきた傑作!
大人になることに真正面から向き合うハッチとマーロウの姿がいとおしい!
純粋なふたりが見せる心の変化にグイグイ引き込まれていきます!
そして、思わぬラストに涙・・・。
懐かしくて、新しくて、温かい。
子供だった大人へ、これから大人になる子供たちへ贈りたい、感動の物語誕生です。
イラストは「おちゃめなふたご」「いちご新聞」などで大活躍の人気イラストレーター・田村セツコさん。
御年79歳、田村さんの色あせることのないみずみずしいイラストが、物語全編に彩りを添えています。
『ハッチとマーロウ』 著/青山七恵
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