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2017.4.30

【GWに読みたい文庫 PART1】極上のエッセイ/ノンフィクション編。角田光代からビートルズを呼んだ男まで・・・

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【GWに読みたい文庫 PART1】極上のエッセイ/ノンフィクション編。角田光代からビートルズを呼んだ男まで・・・

角田光代の鋭い視点と読解力に感嘆必至!

本にまつわる極上のエッセイ集!

 

‹‹新刊書店で、あるいは古本屋で、

作者も作品名も聞いたことがないのに、

興味を引かれる本に出合ったとする。

その本は確実に私を呼んでいる。

手にとってしまう。レジに持っていってしまう。

帰りの電車のなかで読み出して、びっくり仰天する。

著者もタイトルも知らなかったことが不思議に思えるほど、

自分にぴったんこの本なのだ。››

 

ネットよりもリアル書店を愛する著者が、

心に残る本の数々を紹介する、みごとな読書案内。

 

なんて明るい小説なんだろう――太宰治「斜陽」

食べることの壮絶――開高健「最後の晩餐」

小説は世界を超えることができるのか――池澤夏樹「光の指で触れよ」

意地の悪い本?――江國香織「ぼくの小鳥ちゃん」

生きていくのに必要なもの――よしもとばなな「どんぐり姉妹

恋のようなものと、ほんものの恋――佐藤多佳子「黄色い目の魚」

私に向かって投げられたボール――伊集院静「ぼくのボールが君に届けば」

「私」になるための決意――沢木耕太郎「あなたがいる場所」

まっとうに生きるとはどういうことなのか――ヒキタクニオ「角」‥‥

忌野中毒――忌野清志郎「忌野旅日記」

私たちの知らない世界――大竹伸朗「カスバの男 モロッコ旅日記」

わけのわからない人間が多すぎる――北尾トロ「裁判長! ここは懲役4年でどうですか?」

ひとをゆたかにする場所――岡崎武志「古本生活読本」

 

読書という幸福な時間をたっぷりつめこんだ極上のエッセイ50篇を収録!

愛にあふれた書評と解説、そして、作家ならではの鋭い視点と読解力に感嘆必至!

読みごたえある一冊であり、読後、思わず書店に駆け込みたくなる一冊です!

 

小学館文庫

『ポケットに物語を入れて』

著/角田光代

 

全音楽人必読! ビートルズ来日50周年記念刊行の傑作ノンフィクション!

日本に『ビートルズを呼んだ男』の知られざる生涯に迫る!

 

「タツのためならいくらでも質問に答えよう。思い出せる限りね」

(ポール・マッカートニー)

 

 「彼みたいな男が本当の日本人だ」とポール・マッカートニーが

評価した伝説のプロモーター、永島達司。

1966年に武道館で熱狂のコンサートを行なったビートルズを、日本に呼んだ男が彼だった。

空前の社会現象を引き起こし、日本の音楽シーンを一変させた彼らの公演を

実現させた裏にはなにがあったのか・・・?

 

米軍キャンプへのミュージシャン斡旋から始めた永島は、

その後、世界最高峰のアーティストをつぎつぎと日本に呼び寄せることに成功する。

以下はその一部だ。

 

ナット・キングコール、ルイ・アームストロング、ボブディラン、

カーペンターズイーグルス、マドンナ、マイケル・ジャクソン・・・

 

伝説のプロモーターの人生をノンフィクション作家野地秩嘉が国内外にわたって徹底取材!

そして、なんとポール・マッカートニーの独占取材も収録しています!

今回の文庫化にあたり「2017年」の章と「二つめのあとがき」を加え、刊行。

解説はエッセイストの松浦弥太郎。

 

小学館文庫

『ビートルズを呼んだ男』

著/野地秩嘉

 

シリーズ累計500万部突破!20巻という節目を迎えた「幕末年代史編3」

「幕末ってこんなに面白いんだ」と目からウロコ!

 

世に言う「八月十八日の政変」で京を追われた長州は

失地回復を狙って出兵を行なうも、会津・薩摩連合軍の前に敗走する。

この「禁門(蛤御門)の変」以降、長州と薩摩は犬猿の仲となるが、

その後、坂本龍馬の仲介で「薩長同盟」が成立。

やがて両藩は明治維新を成し遂げるために協力して大きな力を発揮した――。

 

以上はよく知られた歴史的事実であるが、

じつは禁門の変以前の薩長の関係は大変良好であった。

策士・久坂玄瑞の働きにより、すでに「薩長同盟」は実質的に成立していた、

と言っても過言では無い状態だったのである。

では、友好だった両藩が、「八月十八日の政変」「禁門の変」へと突き進み

互いに憎しみあい敵対するようになったのはなぜなのか?

そこには、兄・島津斉彬に対するコンプレックスを抱えた"バカ殿"久光を国父に戴き、

生麦事件や薩英戦争を引き起こしながらも「攘夷」の無謀さに目覚めた薩摩と、

"そうせい侯"毛利敬親が藩内の「小攘夷」派を抑えきれず、

ついには「朝敵」の汚名を着ることにまでなってしまった長州との決定的な違いがあった。

 

のちに明治維新の原動力となった両藩が

まったく異なる道を歩んでいた激動の3年間に迫る!

 

「高杉晋作が突然、逃避行に走った真意は?」

「清河八郎が浪士組を結成できたのはなぜ?」

「どうして長州藩はオモチャのような大砲で西欧列強と一戦交えようなどと思ったの?」

などなど、歴史ファンなら誰もが疑問に思う幕末の謎の数々を

「逆説」で次々と解き明かしていくさまは、じつに痛快!

 

小学館文庫

『逆説の日本史 20 幕末年代史編3 西郷隆盛と薩英戦争の謎』

著/井沢元彦

 

テレビ、雑誌で話題沸騰!!

現役最高齢・96歳のピアニストによる幸せ長寿のヒント!

 

現役最高齢のピアニストとして活躍する、96歳の室井摩耶子さん。

その自立した生活の中には、幸せな長寿のヒントがいっぱいです。

肺がんや父の介護など、つらい経験も「人生のずだ袋」に入れるポジティブ思考、

90歳を目前に家を新築する行動力・・・。

「もう何歳だから」と自分にブレーキをかけない、

室井さんのパワフルな生き方は、

自分らしく豊かに年齢を重ねることの素晴らしさを教えてくれます。

"幸せ長寿"の秘訣をいくつか紹介すると・・・

 

<やりたいことをやり、食べたいものを食べる>

●1日8時間ピアノに向かって、宝物を探しています。

●身体がおっしゃるままに好きなものを食べる「体調リベラリズム」。

●週に6日は"肉"の、正真正銘の「肉食女子」です。

●おやつは「ソーセージや酢昆布」。

●「調理時間は30分」がマイルール。

 

<"老い"にあらがわない。でも、甘えない>

●「若返る」なんてもったいない。

●10年前の演奏と今とでは違います。私の"ずだ袋"が変わるから。

●寝ぼけまなこにはアイライン。ぺちゃんこ頭は帽子で「髪隠し」。

●人と同じものは着たくない"アンチ流行派"。

●「温泉でゆっくり」なんてご免です。 

 

などなど、斬新でユニークなエピソード多数!

読むだけで元気になる一冊です!

 

小学館文庫

『96歳のピアニスト』

著/室井摩耶子

 

★こちらもオススメ!

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