超人気絵本作家が自身の半生をぶっちゃけ語り！

ユーモラスでおおらかな長谷川ワールドを、

次々と生み出す絵本作家・長谷川義史。

「おたまさんのおかいさん」(解放出版社)で、

第34回講談社出版文化賞絵本賞受賞。

「かあちゃんかいじゅう」(ひかりのくに)で、

第14回けんぶち絵本の里大賞を受賞。

「ぼくがラーメンたべてるとき」で、

日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞を受賞。

「いいからいいから３」(絵本館)で、

第19回けんぶち絵本の里大賞受賞。

MBSちちんぷぷい「どびだせえほん」のコーナーで、お茶の間にも大人気！

そんな長谷川氏が最初で最後の自叙伝を執筆しました！

巻頭カラーページは長谷川氏ご自身が厳選した絵本ガイドBEST10。

デビュー作「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」から、

転機となった「おへそのあな」「いいからいいから」などのエピソード、

「しげちゃん」で女優・室井 滋と出会ったことによって、

仕事の幅が広がったことなど、絵本の裏側にある長谷川氏の歴史をつづります。

本文ページは、聞き手にパパ友・寿太郎氏を向かえ、関西弁でぶっちゃけ語り！

ふたりの出会いから幼少期の思い出、初恋、絵本の書き方・・・まで

爆笑エピソード満載！ 長谷川義史という超人気絵本作家がどのようにしてつくられたか、

これを読めばわかります。

一部、内容を紹介すると

「初恋」より

‹‹「恥ずかしくてなかなか言葉が出てけえへんのを、

もう必死で『好きです』っていって」

――ほんならNさんは？

「『ありがとう』ぐらいのもんやないの？

ほんで『電話してもええかな』みたいなこといったんかな。

あのころは電話するのも勇気がいったからさ」

――ケータイのない時代ですからね。

「ほんで電話して『夏休みになったら映画観に行こう』ゆうて。

ぶさいくな話やけど、映画ぐらいしか、誘う口実を知らんかってん。

それで、夏休みになったらねって約束して。それだけを励みに生きていくわけや(笑)」

――わかります(笑)。

「ほんで夏休みになって。ぼく、Nさんの家の近くの駅まで行ったんかな。

そのときに『好きな人ができた』っていわれてさ」

――もう私をあきらめてと？

「そんな感じや。それまでだって、別につきあうもなにもなかったんやけど・・・」

――待ちに待った夏休みやのに。

「ホンマに失恋したゆう感じは、それが初めてやったな」

――そのあとはNさんには会ってないんですか？

「卒業の日が最後かな。

Nさんは卒業して確か××銀行に勤めたと思うねん」

――あ！ もしかしてそれで△△銀行(旧××銀行)の口座を持ってるんですか？

「そうや。その銀行に預金できるようになって、

やっとNさんコンプレックスが終わってん(笑)」››

長谷川氏の絵本はもちろん最高ですが、その人間性もとにかく面白い！

この本のために描き下ろしたイラストが500点以上も掲載され、目で見ても楽しめる！

稀代の絵本作家の魅力がまるごとつまった一冊です！

『それゆけ！長谷川義史くん』

著／長谷川義史

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