お知らせ
2016.9.26
時代を超えて愛され続けるうさぎの物語は、こうしてつくられた! 『ピーターラビットのすべて』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
キーワード: ピーターラビット ビアトリクス・ポター 英国 旅 絵本
創作、ビジネスセンス、両方に長けていたビアトリクス・ポター
『ピーターラビットのおはなし』がイギリスのフレデリック・ウォーン社から出版されたのは、1902年10月のことです。手のひらサイズの小さな絵本は大きな話題を呼び、またたく間にベストセラーに! 今もなお国境や世代を超えて広く愛されています。
じつは、2016年は『ピーターラビットのおはなし』の作者ビアトリクス・ポターの生誕150周年に当たるアニバーサリーイヤー!
そこで、本書では、『ピーターラビットのおはなし』をはじめとして、彼女が描いた24の作品の舞台を、おはなしの挿絵、スケッチ、水彩画、写真など、約350点の美しいビジュアルとともにご紹介します。オールカラー。24話すべて物語ガイド付きです!
『ピーターラビットのおはなし』の最大の魅力は、擬人化されて洋服をまとった動物たちや、景色がリアルに描かれていること。彼女の絵の才能と鋭い洞察力は、スケッチから存分に伝わってきます。
また、ビアトリクスは創作だけでなく、ビジネス面でも独自の発想をもっていました。たとえば絵本のサイズは、子どもの手にもやさしいようにとの思いが込められています。
作者ゆかりの地を探訪! 旅好きの方、必見です。
本書では、彼女のゆかりの地であるスコットランド、ウェールズ、湖水地方、南イングランド・・・などにも足を運び、その輝かしい生涯にも迫ります。
ウェールズのテンビー、南西イングランドのライムリージス、シドマス、ファルマス、イルフラクームなどの海辺の避暑地は、日本のガイドブックではほとんど紹介されていません。
ビアトリクスが愛した風光明媚な景色は、ピーターラビットファンのみならず、イギリス好きの方々の新たな旅先としてもオススメです!
文・写真/辻丸純一 監修/河野芳英
関連リンク