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2016.9.20

大ヒット映画「超高速! 参勤交代」の著者最新作はダメ犬との珍道中! 『駄犬道中おかげ参り』

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大ヒット映画「超高速! 参勤交代」の著者最新作はダメ犬との珍道中! 『駄犬道中おかげ参り』

「超高速! 参勤交代」でブレイクした、

いま注目の作家!

 

 2014年に公開されたエンターテイメント時代劇「超高速! 参勤交代」。金ナシ、人ナシ、時間ナシの弱小藩が、しぼり出した奇策で参勤交代をなしとげようとする物語。個性あふれるキャラクター、ユニークな展開、痛快なあと味がウケて大ヒット! 現在、続篇となる映画「超高速! 参勤交代 リターンズ」もスマッシュヒット中です。

 

「超高速! 参勤交代 リターンズ」公開中

Ⓒ2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会

 

 この物語の生みの親である土橋章宏さんは、2011年に脚本家の登竜門ともいうべき「城戸賞」を、同賞初の審査員オール満点で受賞! 受賞作「超高速! 参勤交代」は、2013年に小説として刊行され、翌年映画化。土橋さんは、この映画で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞しています。

 

著者の土橋章宏さん

(撮影/国府田利光)

 

 

 その注目の作家、土橋さんの最新作が『駄犬道中おかげ参り』。雑誌「週刊ポスト」連載時より大きな反響があった作品で、じつはすでに続編を連載中です。

 

賭場で多額の借金を背負ったダメ男が巻き起こす珍道中!

 

  時は天保元年、おかげ年。博徒である辰五郎(たつごろう)は、江戸深川の賭場で大勝負に負け多額の借金を背負った夜、くじによって長屋の代表者に選ばれ、お伊勢さんに参ることになりました。

 

 旅の途中に出会った「代参犬」翁丸(おきなまる)、奉公先を抜け出してきた子供の三吉、わけありの美女・沙夜と、ひょんなことから家族のフリをすることになった辰五郎だったが、ダメ男の彼の心にもいつしか変化があらわれ・・・。

 

※「代参犬」とは、伊勢参りがしたくてもできない主人にかわって伊勢に参拝し、お札をもらってくる犬のことをいいます。「そんなバカな」という人もいるかもしれませんが、歌川広重の『東海道五十三次』にも、しっかりとその姿が描かれています。別名「おかげ犬」ともよばれ、伊勢にはおかげ犬の土産物もたくさんあるんです。

 

 江戸から伊勢へ、

 笑いあり、

 涙あり、

 美味(グルメ)ありの

 東海道「疑似家族」珍道中、

 はじまりはじまり~!!

 

 本作の魅力は、「超高速! 参勤交代」と同じく、

 奇想天外な展開と、思わず笑えて、明るい気持ちになれる爽快な読後感。

 超ポップで愉快な新タイプの時代劇を、お楽しみあれ!

 

 ちなみに、本書のタイトルに「駄犬」とありますが、今作では「ダメな犬」という意味でつかわれています(本来は雑種などをさす言葉)。ダメ犬こと翁丸の、ドジだけど憎めない愛嬌たっぷりの描写にいやされてください。

 

 この旅、面白すぎて一気読みだワン!!

『駄犬道中おかげ参り』

著/土橋章宏

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