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2016.6.10
学校エリート=ちきりん VS 学校ギライの世界№1ゲーマー! "幸せのありか"をめぐって白熱バトル!! 『悩みどころと逃げどころ』
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学校って行く価値ある?
月間200万ページビューの社会派ブロガー・ちきりん氏と、世界一のプロゲーマー・梅原大吾氏の異色人生対談が実現! 「梅原さんは学校が嫌いで、授業中は寝てばかりいたという。それなのに私の周りにいる、一流大学を出た誰よりも“考える力”が高い。いったいどこで学んだの? 学校の役割って何なんだろう・・・」。そんな、ちきりん氏の疑問から始まったこの対談は、「いい人生の探し方」にまで発展しました。
「いい学校からいい会社」という学校エリートの道を歩みながら、乗っていた大きな船を降り、回り道をして「いい人生」にたどり着いたちきりん氏。一方、17歳で世界のトップに立ちながら、自分の生きていく道は本当にゲームでいいのかと悩み、あがいてもがいて自らの居場所を見つけた梅原氏。居場所も、考え方も、両極に位置するふたりによる、「いい人生」をめぐる白熱バトル開戦!
その一部を本文より抜粋! ご一読ください!
ウメハラ「『学校なんて行く価値ないから』って言えるのは、やっぱり頭がいい人だと思うんです。もしくは猛烈に好きなこと、やりたいことがある人。‥<中略>‥でもそうじゃない人には、『とりあえず学校に行ってまじめに生きてれば、最低限、惨めな思いはしなくてすむよ』と言いたいんです。」
ちきりん「ウメハラさん・・・・・・。」
ウメハラ「あ、なんかオレ、ものすごく残酷なことを言ってますね?」
ちきりん「はい。それって、能力とか取り柄がない人は、とりあえず学校でも行っとけってことでしょ? めちゃくちゃ“上から目線”です。」
ウメハラ「でも・・・・・・しょうがないんです。それが現実だから。それを言わなかったら偽善になってしまう。」
<中略>
ちきりん「・・・私の認識だと、今は生きていく力が強い人ほど学校に頼らない。ウメハラさんにしても、学歴を含め、経歴を何も開示せずに活動してる私にしても、その例でしょ。‥‥学校は生きていくために必要な力をつけてくれるわけじゃない。・・・」
ウメハラ「確かに自分で食ってける人や、自分で考えられる人は、高校や大学に行く必要はない。でもね、能力勝負の世界は椅子が少ないんですよ。・・・」
<中略>
ちきりん「あらためて聞くけど、ウメハラさんは小、中、高と、学校には何の価値も感じられなかったんでしょ?」
ウメハラ「授業はつまんなかったですね。だからずっと寝てた。」
ちきりん「にもかかわらず、特殊な才能や根性を持ってる人以外は、とりあえず学校には行っておけ、大学までは出ておけって、やっぱりアドバイスとしておかしくない?」
ウメハラ「いや。だからもうそれはしょうがないんです。生きていく上で学歴が必要な人、学歴くらいは持ってないと困っちゃう人は確実にいると思うから。」
ちきりん「つまり世の中には大卒という肩書きにこだわる人や会社がいっぱいあって、それがないと惨めな思いをするから、つまらなくて役に立たない学校でも、とりあえずまじめに通って、大学の卒業証書だけはゲットしとこうぜってこと?」
どうですか? この熱の入りっぷり!! 学歴、競争、職業、挫折、収入・・・さまざまなテーマについて、足かけ4年、100時間にもわたって、時には反発し、時には理解しあった人生談義。また、ふたりのこれまで語られることのなかった将来像や本音も綴られています!
学校で真面目に勉強してきたのに競争社会で行きづまっている人、やりたいことが見つからなくて悩んでいる人、必読! 今日から人生が変わります!!
小学館新書
著/ちきりん 著/梅原大吾
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