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2016.5.24
ベールに包まれていた高倉 健さんの「仕事観」が明らかに! 日本で唯一の取材ノートを一挙公開! 『高倉 健インタヴューズ』
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寡黙でほとんど取材を受けない。私生活も謎のまま。
「本書のインタビューは一部をのぞいて映画の撮影現場で行ったものだ。1995年から2011年までの現場を追ったものである。仕事中あるいは撮影が終わったばかりの高倉健に会って話を聞いた。出てくる話はすべて映画のことばかりで、しかもディティールにまで及んでいる。
話している間のことだが、彼は手もとに記録やメモを持たないにもかかわらず、自分が出演した映画の内容やスタッフのことを細かく覚えていた。記憶力もまた俳優の持つ技術のひとつなのである」
寡黙でほとんど取材を受けない。私生活も謎のまま。現代の役者・タレントのように「パブリィシティのためテレビ出演」など、いっさいしなかった高倉健さん。そんな健さんを18年にわたって追い続けた著者だから聞けた日本で唯一の取材ノートを一挙公開!
・俳優の仕事とはなにか?
・仕事を受ける基準は何か?
・世界で働くこととはどういうことか?
・世界で通用する一流の条件とは何か?
・プロフェッショナルの条件とは何か?
今までベールに包まれていた健さんの「仕事観」が明らかに! 自分が出演した205本の映画のなかで「好きだった台詞」「印象に残る音楽」「自分が尊敬していた俳優」「好きな映画」についても発言。一番呟いていた台詞のベスト3は何か? など、健さんファン、邦画ファン、映画ファンにとっても楽しみながら、一流俳優の言葉を堪能できます。
『健さんとの出会いがあったから自分は変われた』
ある上場企業の経営者の告解!
「ある番組のロケが始まった日のことです。『お前、高倉さんをホテルまで迎えに行け』と命令されました。ホテルに行って、一階のエレベーター前で待っていたんです。そして、ドアが開いたら、あの大スターの高倉健がたったひとりでエレベーターに乗っていたんです。呆然としていたら、私のそばに来て、『高倉です。よろしくお願いします』。直角です。90度の角度ですよ。『こういう人が本当の大人だ』と感じました。ロケの間もひとりで立っていました。絶対に腰を下ろさない。何の文句も言わない。オレたちバイトには気を配って、飲み物とか食べ物をくれる・・・。ハタチかそこらの何もわからないガキに対して、最敬礼して、ちゃんと尊重してくれる。そりゃ、僕らバイトは死ぬ気で働きました。バイト仲間とはあの頃、『大人になったら高倉健みたいになりたい』と話しました。いつの日か立派な大人になるんだ、と。あのお辞儀を見ていなかったら、自分はこうはならなかった』(学生時代、福岡のテレビ局RKB毎日放送でアルバイトをしていた、ある上場企業の経営者)
カッコつけてないから、カッコいい! 男の中の男、高倉健さんの魅力がわかる、すべての日本男児、必読のインタビュー集です!!
新レーベル誕生第1弾!
小学館文庫プレジデントセレクト
著/野地秩嘉
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