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2016.3.4

「ジャズ中毒指数」高めの方、必読! ホンモノのジャズファンは「ジャズ喫茶定番」から生まれる! 『厳選500 ジャズ喫茶の名盤』

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「ジャズ中毒指数」高めの方、必読! ホンモノのジャズファンは「ジャズ喫茶定番」から生まれる! 『厳選500 ジャズ喫茶の名盤』

 ジャズには「センスのよい一般音楽ファン」にも幅広く受け入れられる、「音楽としてよくできていて、ジャズとしても素晴らしいアルバム」と、ジャズとしては間違いなく素晴らしいのだけど、「ある程度ジャズに親しんでから」でないと、その面白さが「一般音楽ファンにはうまく伝わらない演奏」があるのではないか?

 

 東京四谷の老舗ジャズ喫茶「いーぐる」の店主であり、小学館のCD付きジャズマガジン『JAZZ100年』『ジャズの巨人』監修者であるジャズ評論家、後藤雅洋氏がそう推測したのは、彼自身、ジャズ名盤と言われているものを本当に面白いと思えるようになったのが、ジャズを聴き始めてしばらく経ってからのことだったから。つまり、相対的に「ジャズ濃度」の高いアルバムは、ジャズの聴き所をつかんでいないと面白さが見えてこないのです。

 

 それを端的に表しているのがジャズ喫茶の選曲です。前著『一生モノのジャズ名盤500』(小学館101新書)のセレクトは、「センスのよい一般音楽ファン」にも幅広く受け入れられる、「音楽としてよくできていて、ジャズとしても素晴らしいアルバム」と、ある程度ジャズに親しんだ方々によって支持されているアルバムを、塩梅よくブレンドした結果、好評につながりました。 

 

 しかし、今回の「続編」では、思い切って選曲のバランスをジャズ濃度の高い「ジャズ喫茶定番」の方向にふっています。「聴いた感じ」別に18のセクションに分け、500枚のジャズCDを紹介する、というフォーマットは『一生モノの~』と同じ。ミュージシャン索引も完備。「新しいアルバムも積極的に選び、「次のステップ」を目指すジャズファンに向けて紹介します。巻末には、新宿の老舗ジャズ喫茶「ダグ」店主中平穂積氏との対談を収録、ジャズ中毒指数」の高いファン、必読の一冊です。

 

 著者の後藤雅洋氏がオーナーをつとめる「いーぐる」は、最高のオーディオでジャズを楽しめ、数多くのイベントも行う音楽空間です。イベント情報などはこちらから

 

 

小学館新書

『厳選500 ジャズ喫茶の名盤』

著/後藤雅洋

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