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2016.2.12

"性"と"生"をエモーショナルに描いた鎌谷悠希の渾身作! 『しまなみ誰そ彼』

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"性"と"生"をエモーショナルに描いた鎌谷悠希の渾身作! 『しまなみ誰そ彼』

『隠の王』『少年ノート』『ぶっしのぶっしん』を描いた鎌谷悠希氏が、長年あたためてきた構想を「今ならば描けるかもしれない」と執筆を決意した渾身作、そのテーマは"性"と"生"。

 

「何を欲しがって、何を諦めたらいいんだろう」クラスメイトに"ある動画"を観ていることを知られた、尾道の高校生・たすく。彼は自身の性指向を知られてしまったショックで、自殺を考えていたが、目の前に謎めいた女性"誰かさん"が現れ、思いとどまる。談話室――今、話したいことを、話せる場所。否定されない場所――へとたすくを誘った"誰かさん"。たすくは思いの丈を"誰かさん"にぶつける・・・。

 

 "人と違う"ことが、すぐさま皆の"餌食"になる。残酷な思春期、そして学校という空間。自分の居場所をなくしてしまった、たすくと、談話室に集う"誰かさん"や尾道空き家再生事業NPO「猫集会」のスタッフたち。彼らは空き家を壊すように自分の心の壁を壊していけるのか? 鎌谷氏の描くエモーショナルかつ幻想的な世界観にぐいぐい引き込まれていく青春ラプソディ!

 

『しまなみ誰そ彼 [1]』

著/鎌谷悠希 

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