神保町シアター
これまでの特集企画
生誕110年・森繁久彌
――国民的名優“モリシゲ”の泣き笑い人生譚
上映期間
2023年5月13日（土）～6月9日（金）
＊昨今の事情により、上映予定を劇場ホームページ等で直前にご確認のうえ、ご来場ください
■森繁久彌（もりしげ・ひさや）略歴■1913年大阪府生まれ。34年、早稲田大学進学を機に演劇活動を開始。36年、大学を中退すると本格的に俳優の道を志し、東京宝塚劇場(現・東宝)に入社。古川ロッパ一座を経て、39年、NHKのアナウンサー試験に合格し満州に赴任。46年、苦労の末に帰国、小さな劇団を転々とし、ムーラン・ルージュ新宿座の舞台で注目されると、ラジオ・舞台・映画と活躍の場を広げていった。50年にラジオ番組「愉快な仲間」のレギュラーに大抜擢され、そのヒットが契機となり、同年の並木鏡太郎監督『腰抜け二刀流』で映画初主演を果たし、本格的に映画界へ進出。55年の『夫婦善哉』『警察日記』でブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、映画俳優としての地位を確立。56年から始まる「社長シリーズ」など、日本映画黄金期の屋台骨としてヒット作に欠かせないスター俳優のひとりとなった。
生涯を芸能に捧げ、映画・演劇界のみならず、紫綬褒章や文化勲章など数多の受賞・受章歴がある。
2009年、老衰で死去。享年96歳。没後に国民栄誉賞が授与された。
上映作品リスト
＊すべて森繁久彌 出演作です。
1.
『腰抜け二刀流』 昭和25年 白黒 監督：並木鏡太郎 共演：轟夕起子、花菱アチャコ、香川京子、江川宇礼雄、清川虹子 ＊デジタル上映
2.
『野良猫』 昭和33年 白黒 監督：木村恵吾 共演：乙羽信子、田崎潤、山茶花究、横山エンタツ、ミヤコ蝶々
3.
『如何なる星の下に』 昭和37年 カラー 監督：豊田四郎 共演：山本富士子、池部良、加東大介、三益愛子、乙羽信子
4.
『社長行状記』 昭和41年 カラー 監督：松林宗恵 共演：司葉子、加東大介、フランキー堺、三木のり平、小林桂樹、池内淳子
5.
『神阪四郎の犯罪』 昭和31年 白黒 監督：久松静児 共演：新珠三千代、左幸子、轟夕起子、滝沢修、金子信雄 ＊デジタル上映
6.
『憂愁平野』 昭和38年 カラー 監督：豊田四郎 共演：山本富士子、新珠三千代、仲代達矢、大空真弓、長門裕之
7.
『裸の重役』 昭和39年 白黒 監督：千葉泰樹 共演：団令子、星由里子、草笛光子、加東大介、児玉清、東野英治郎
8.
『天才詐欺師物語 狸の花道』 （改題・再上映版「天才詐欺師物語 たぬきの中の狸」での上映） 昭和39年 カラー 監督：山本嘉次郎 共演：小林桂樹、三木のり平、司葉子、淡路恵子、山茶花究、志村喬
9.
『百万ドルの明星 陽気な天國』 昭和29年 白黒 監督：古川緑波 共演：近江俊郎、三木のり平、古川緑波、暁テル子、城美保子、東郷たまみ ＊デジタル上映
10.
『渡り鳥いつ帰る』 昭和30年 白黒 監督：久松静児 共演：田中絹代、高峰秀子、久慈あさみ、桂木洋子、淡路恵子、岡田茉莉子
11.
『台所太平記』 昭和38年 カラー 監督：豊田四郎 共演：淡島千景、団令子、淡路恵子、池内淳子、森光子
12.
『沙羅の門』 昭和39年 白黒 監督：久松静児 共演：団令子、草笛光子、船戸順、木村功、加藤治子、菅井きん>
13.
『珍品堂主人』 昭和35年 カラー 監督：豊田四郎 共演：淡島千景、柳永二郎、乙羽信子、淡路恵子、山茶花究、市原悦子
14.
『猫と鰹節』 昭和36年 カラー 監督：堀川弘通 共演：三木のり平、伴淳三郎、団令子、草笛光子、乙羽信子
15.
『新・夫婦善哉』 昭和38年 白黒 監督：豊田四郎 共演：淡島千景、淡路恵子、浪花千栄子、山茶花究、三木のり平、八千草薫
16.
『夢一族 ザ・らいばる』 昭和54年 カラー 監督：久世光彦 共演：郷ひろみ、岸本加世子、内田裕也、伊東四朗、叶和貴子
