神保町シアター

1962(S37) 東京映画／カラー／1時間43分

■ 監督＝久松静児
■ 脚本＝長瀬喜伴／撮影＝岡崎宏三／音楽＝広瀬健次郎／美術＝小野友滋
■ 出演＝森繁久彌、フランキー堺、伴淳三郎、司葉子、淡島千景、森光子、池内淳子

森繁、フランキー、伴淳らの芸達者による「駅前」シリーズの第四作。福島の温泉街で対立する二つの旅館をめぐる"迷"騒動に爆笑必至！

1970(S45) 松竹大船／カラー／1時間28分

■ 監督・原作＝山田洋次
■ 脚本＝山田洋次、宮崎晃／撮影＝高羽哲夫／音楽＝山本直純／美術＝佐藤公信
■ 出演＝渥美清、倍賞千恵子、前田吟、長山藍子、杉山とく子 、井川比佐志

浮草稼業に嫌気がさした寅さんは、浦安の豆腐屋の住み込み従業員になるが―。本作から山田監督が復帰。長山藍子がマドンナ役の5作目。

1974(S49) 松竹＝田辺エージェンシー／カラー／1時間31分

■ 監督＝森﨑東
■ 脚本＝森﨑東、梶浦政男／撮影＝吉川憲一／音楽＝佐藤勝／美術＝重田重盛
■ 出演＝堺正章、栗田ひろみ、笠智衆、森繁久彌、財津一郎、フランキー堺

ポン引き稼業の男とブラジル帰りの老人と美少女が東京から九州へ。弾ける笑いの中、笠演じる老人の苦節の人生が胸をうつ骨太な人情珍道中。

1987(S62) 松竹／カラー／1時間47分

■ 監督・原作＝山田洋次
■ 脚本＝山田洋次、朝間義隆／撮影＝高羽哲夫／音楽＝山本直純／美術＝出川三男
■ 出演＝渥美清、倍賞千恵子、前田吟、竹下景子、三船敏郎 、淡路恵子、イッセー尾形

美しい初夏の知床を舞台に、不器用な父娘の絆を描く―。竹下は二度目のマドンナ役、ゲスト出演も三船、淡路と豪華なシリーズ38作目。

1958(S33) 大映東京／カラー／1時間44分

■ 監督＝衣笠貞之助／原作＝八住利雄「女神誕生」
■ 脚本＝衣笠貞之助、相良準／撮影＝渡辺公夫／音楽＝斎藤一郎／美術＝柴田篤二
■ 出演＝京マチ子、中村鴈治郎、船越英二、高松英郎、角梨枝子、小夜福子、山茶花究

大阪の芸人長屋に父親と暮らす娘が…。当時の上方芸人も出演した、てんやわんやの浪花の人情譚。お人好しの大阪娘を京が天真爛漫に好演。

1971(S46) 松竹大船／カラー／1時間31分

■ 監督＝森﨑東／原作＝藤原審爾「わが国おんな三割安」
■ 脚本＝森﨑東、山田洋次／撮影＝吉川憲一／音楽＝山本直純／美術＝梅田千代夫
■ 出演＝森繁久彌、中村メイコ、倍賞美津子、緑魔子、河原崎長一郎、伴淳三郎

ストリッパー斡旋所の経営者夫婦と踊り子たちの逞しさを活写した「女」シリーズの第一作。笑い・涙・怒りが混然となった傑作抱腹絶倒篇。

1975(S50) 松竹大船／カラー／1時間30分

■ 監督・原作＝山田洋次
■ 脚本＝山田洋次、朝間義隆／撮影＝高羽哲夫／音楽＝山本直純／美術＝佐藤公信
■ 出演＝渥美清、倍賞千恵子、前田吟、浅丘ルリ子、船越英二、岩崎加根子

青森で知り合った訳あり中年男(船越)と旅をする寅さんは、函館でリリー(浅丘)と再会する―。名作と名高いドラマチックな15作目。

1981(S56) 松竹／カラー／1時間44分

■ 監督・原作＝山田洋次
■ 脚本＝山田洋次、朝間義隆／撮影＝高羽哲夫／音楽＝山本直純／美術＝出川三男
■ 出演＝渥美清、倍賞千恵子、前田吟、松坂慶子、芦屋雁之助、大村崑、笠智衆

身寄りのない芸者・ふみ(松坂)は、寅さんに背中を押され、生き別れた弟に会いに行くが――。大阪を舞台に切ない恋模様を描いた27作目。