




『桜の花びら、
集めてみませんか?』
大学四年生の春、
就職試験に全滅した
日向(ひなた)は
友人から不思議な
アルバイトを紹介される。
そこで出逢った
依頼主・雫(しずく)に
一目惚れするが
彼女には、大きな秘密が……。
「本当のわたしを知ったら、
きっと好きじゃいられないよ。
わたしね、
一年でたった
七日間しか
起きていられないの」
ほんの少しの時間しか
起きていられなくても、
太陽の下を歩けなくても、
この夜を誰より一番楽しんでやる。
ほんの短い時間だけでも、
精一杯楽しみ尽くしてやるんだ。
日向と雫、
夢と現実に隔てられた
遠距離恋愛が今始まる——。
君はいつか言っていたね。
「人生はいつ終わるとも限らない。
もしまた眠ってしまったら、
二度と目を覚さないかもしれない。
だからわたしは精一杯生きたいの」
──って。
今ならその言葉が分かる気がするよ。
ねぇ、雫……。
僕は君と、精一杯、
生きることができたかな。
一年でたった一週、
夜にだけ咲くことのできる君と。
どんなに時が経ってもずっと忘れたくない大切な感情をたくさんもらいました。
身体の芯から温かい気持ちが溢れる、最高の恋愛小説です。
紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子さん
私が今、涙を流したのは、悲しかったからではありません。
ぽかぼかした温さに包まれて幸せだったからです。
読み終わり、まわりの景色、色が違って見えました。
ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん
こんなにも純粋でまっすぐで苦しくて切なくて、全部入れたら胸がパンクしてしまいそう。
人生最高級の恋愛作品でした。
岩瀬書店 富久山店 吉田彩乃さん
「待っていないで」といえる勇気。
「待っていてほしい」という覚悟。
どちらも痛いほど心にひびきました。この本を肌身離さず持っていたい。
紀伊國屋書店 天王洲ミオ店 木曽由美子さん
この遠距離恋愛の行方は
せつないほどに
まぶしい。
儚いほどに
愛おしい。
うさぎやTSUTAYA 矢坂店 山田恵理子さん
ずっと好き、いつまでも好き
時間も距離もとびこえて、豪速球でど真ん中に投げ込まれた
やさしい恋の花束、確かに受けとめました。
書泉ブックタワー 山田麻紀子さん
プロローグの意味を知った時、目が真っ赤になるほど泣いた。
どうか、自分の部屋でひとりで読んでください。
文教堂 北野店 若木ひとえさん
恋愛小説をあまり読まない私は斜に構えて読み始めましたがいつの間にか日向に共感し、ラストでやられました。
こんな素敵な恋愛小説を読んでしまったら、ほかの恋愛小説は読めそうにありません。
幕張蔦屋書店 後藤美由紀さん
感動した。感動した。私の読んだ恋愛小説の中でこの作品が最高傑作です。
果てしない遠距離恋愛とは、読んで深い意味を理解してください。鳥肌が立ち、一気読み間違いなし。
くまざわ書店 南千住店 鈴木康之さん
あまりにも切なくて悲しくて美しくて、読み終えたあとしばらく放心状態でした。
二人のやりとりにドキドキしながら、時には一緒に泣いて笑って・・・。二人を見守る祖母や友人達も素敵すぎます。 至上最高の恋愛小説の誕生です。
明林堂書店 浮之城店 大塚亮一さん
二人が出会い、ともに過ごした日々は、誇張でも比喩でもなく、一瞬で永遠の時間が駆け抜けた奇跡。
こんなにも切なくて尊い恋に、溢れた涙が止まらなかった。
宮脇書店 韮崎店 谷戸美奈さん