歌舞伎の大名跡である市川團十郎の名が
9年ぶりに復活!
2022年末に行なわれた
襲名披露興行の名場面が目の前で蘇る。

2022年、十三代目市川團十郎白猿の襲名が行なわれ、歌舞伎座にて襲名披露興行が開催されました。

この公演期間に合わせて、著名な写真家3名が、それぞれ「顔寄せ手打ち式」「十一月顔見世大歌舞伎」「十二月大歌舞伎」を密着撮影。十三代目襲名における「口上」、歌舞伎十八番より「勧進帳」「助六」などのお家芸、新之助初舞台「外郎売」等々、最新デジタルカメラで捉えた襲名披露興行の名場面を、デジタル印刷技術の進化で可能となったB2判インクジェット両面印刷による超大型本に収めました。

役者の細かい表情から、衣裳や舞台道具のディテールまで、近年のデジタル技術を駆使した迫力ある写真の数々をお楽しみください。

写真家 篠山紀信(しのやまきしん)

1940年東京都生まれ。日本大学藝術学部写真学科在学中に広告制作会社ライトパブリシティ写真部に入社し、第1回日本広告写真家協会展公募部門APA賞を受賞。76年には第37回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館で個展を開催。雑誌『GORO』に連載された、無名のモデルから山口百恵など歌手や芸能人を撮影した「激写」が、79年に写真集『激写・135人の女ともだち』(小学館)として刊行され、毎日芸術賞を受賞。91年、女優の宮沢りえを撮影した『Santa Fe』(朝日出版社)がベストセラーとなる。ほか、作品テーマは芸能、ヌード、自然、都市、建築にとどまらず、坂東玉三郎はじめ、40年以上にわたり歌舞伎俳優を撮り続けるなど幅広い。

写真家 三浦憲治(みうらけんじ)

1949年広島市生まれ。写真家 ⾧濱治に師事。73年よりフリーランスとして活動を開始し国内外のアーティストを撮り続け、雑誌、広告、レコード&CDジャケット、ツアーパンフレット、写真集など数多く手掛けている。写真集はYMO『OMIYAGE』『SEALED』『40ymo 1979-2019』、サザンオールスターズ『たいした夏』『Mr.&Ms. EVERYBODY』、奥田民生『奥田民生ショウ』『EZ』、吉永小百合『吉永小百合』共著、ユニコーン『少年三浦マガジン』、『福山雅治 坂本龍馬写真集』etc. 。2014年より広島をテーマにした写真展『ミウラ ヒロシマ』を毎年開催している。

写真家・映画監督 宮澤正明(みやざわまさあき)

1960年東京都生まれ。日本大学藝術学部写真学科卒業。85年に赤外線フィルムを使用した処女作「夢十夜」でニューヨークICPインフィニティアワード新人賞。2014年、伊勢市観光ポスターにて日本観光ポスターコンクール総務大臣賞。広告、PV、CM、エディトリアル、ファッションの分野でも幅広く活動。伊勢神宮の森をテーマにしたドキュメンタリー映画『うみやまあひだ』を初監督。15年、マドリード国際映画祭にて外国語ドキュメンタリー部門最優秀作品賞他の2冠に輝く。23年、書家・金澤翔子のドキュメンタリー映画「書家 金澤翔子 共に生きる」を公開。

  • 撮影/宮澤正明

2022年に歌舞伎座で行なわれた 襲名披露興行の貴重な名場面をたっぷり収録。
  • 撮影/宮澤正明

役者の表情はもちろん、衣裳や舞台道具まで。
最新デジタル技術による緻密でリアルな印刷。
  • 撮影/三浦憲治

超大判写真だからこその迫力!
まるで自分が舞台上にいるかのような臨場感。
  • 撮影/篠山紀信

  • 撮影/三浦憲治 宮澤正明

巨匠と呼ばれる3人の写真家たちが夢の共演。
三者三様に捉えた團十郎の舞台姿。
  • 撮影/三浦憲治 宮澤正明

長男・八代目市川新之助(堀越勸玄)、長女・四代目市川ぼたん(堀越麗禾)の舞台写真も多数。
  • 撮影/篠山紀信

舞台だけでなく舞台裏まで!
團十郎襲名までの軌跡を追った、海老蔵時代の貴重なカットも収載。