昭和14(1939)年8月13日、兵庫県神戸市に生まれる。本名・前田達(まえだ とおる)。昭和36年4月、桂米朝に入門、桂小米となる。昭和37年大阪・千日劇場で初舞台。昭和48年10月、道頓堀・角座にて二代目桂枝雀を襲名(34歳)。昭和54年より朝日放送『桂枝雀寄席』を開始、56年には大阪・サンケイホールにて6日間連続独演会『枝雀十八番』を開く。東京・歌舞伎座での3日間にわたる独演会、英語落語の初の海外公演も大成功に収めた。
NHK時代劇『なにわの源蔵事件帳』に主演の他、NHK連続テレビ小説『ふたりっ子』等にも出演。主演映画に『ドグラ・マグラ』がある。芸術選奨文部大臣新人賞、大阪芸術賞等受賞多数。大阪落語を全国的な爆笑落語にまで高め、「爆笑王」と言われた。「枝雀落語」は子供からお年寄りまで、全国に多くのファンを持ち、いまもその人気は不動である。作品集は『桂枝雀十八番DVD-BOX』『枝雀落語大全』他。平成11年4月逝去。