


絵画、彫刻、工芸品、建造物など、さまざまなジャンルと長い歴史をもつ国宝。その見方がわかると、日本美術がずっと身近になります。
絵画、彫刻、工芸品、建造物を中心に250点以上の国宝を厳選。重要文化財や、海外にある有名な作品も併載し、見どころを丁寧に解説します。
2ページごとに、子どもの興味を惹くテーマを設定。 謎解きしたり、拡大したり、今までにない新しい視点で国宝を鑑賞できます。
グローバル化が進む現代。日本の長い歴史の中で生まれ、受け継がれてきた国宝を知ることが、国際人としての教養を高めます。
小学館の50年以上にわたるノウハウを駆使した、世界トップ水準の印刷技術による美しい作品図版で、ながめるだけでも楽しい図鑑です。
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国宝を前にしたとき、どこを見ればよいのでしょうか? 色や形、模様、表情やポーズなど、国宝にはたくさんの見どころがあります。第1章では、それぞれの作品の見どころを、ひとつにしぼって解説します。
国宝は、つくられた時代はちがっても、表されている題材は共通しています。それは、昔の日本の人びとが大切に敬ってきたものだったり、動物や植物、四季の風景など、現代のわたしたちにもなじみの深いものだったり。どんなものが表されているか、見てみましょう。
同じものを表していても、絵画や彫刻、工芸品、建造物などのジャンルによって、表現の仕方はさまざまです。また、同じジャンルでも、つくられた時代や作者の意図によって表現がまったく異なるものもあります。国宝を見比べて、表現のちがいを探っていきましょう。
国宝には、日本の自然からとれる素材と、それらの特徴を生かした技法が用いられています。自然のもつ美しさをそのまま生かしたり、特徴をよく理解して加工したり。長い年月をかけて、日本各地の風土に合わせて発展し、現代まで受けつがれてきた素材や技法を紹介します。
わたしたちが、古い時代につくられた国宝を見ることができるのは、過去の人びとが大切に守り、伝えてきたからです。同じように、現代に生きるわたしたちには、国宝を未来へと伝えていく大切な役割があります。国宝との向き合い方を考えてみましょう。
興福寺阿修羅立像
俵屋宗達「風神雷神図屏風」
曜変天目(稲葉天目)
法隆寺金堂釈迦三尊像
尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」
空海「風信帖」
高松塚古墳壁画
中尊寺金色堂
岩佐又兵衛「洛中洛外図屏風(舟木本)」
太刀 銘 三条(名物 三日月宗近)
迎賓館赤坂離宮
雪舟「秋冬山水図」
鳥獣人物戯画
池大雅・与謝蕪村「十便十宜図」
平等院鳳凰堂
蓮華王院本堂(三十三間堂)
源氏物語絵巻
長谷川等伯「楓図」
扇面法華経冊子
埴輪(挂甲の武人)
伊藤若冲「動植綵絵」
狩野永徳「唐獅子図屏風」
運慶・快慶 東大寺南大門金剛力士像
姫路城
東大寺盧舎那仏(奈良の大仏)
火焔型土器
野々村仁清「色絵雉香炉」