ほっこりからのドッキリな真実に思わずえっ……! 謎解きの面白さがふんだんに散りばめられたファミリー・ミステリー!
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
イラスト:たぐちまなみ
かつて「ぎんなみ商店街の白雪姫」
と呼ばれた八百谷雪子は
現在認知症を患い入院中。
都久音は彼女の病室で、
魔女が毒林檎を白雪姫に渡す絵を見つける。
一方その頃、福太と学太は
ジョギング中にスポーツ店店主の遺体を発見。
彼の手元には走る三匹の子豚の絵が。
一目見て、学太は亡き母の作品だと気づく。
「白雪姫」「三匹の子豚」「赤い靴」
「ヘンゼルとグレーテル」「雪女」…
相次いで見つかった童話にちなむ五枚の絵。
この絵は「見立て絵」で、
何らかのメッセージが隠されている――。
五枚の絵に隠されたメッセージとは?
商店街を巻き込んだ、
兄弟姉妹の謎解きが始まる!
ぎんなみ商店街の人気焼き鳥店
「串真佐」の三姉妹。
ぎんなみ総合病院の
若き勤務医。
商店街にある
祖父の代から続く
石田クリニックの跡取り。
佐々美の初恋の相手。
都久音が通学する
高校の友人。
悩みは違うが
それぞれ家庭に
問題を抱えている。
母は早くに亡くなり、父は海外赴任中
四兄弟で、ぎんなみ商店街の
近くに住んでいる
学太の塾教師。
長男・元太に
片思いしている。
福太の幼馴染。
同じ剣道部に
所属している。
ぎんなみ商店街の人気焼き鳥店「串真佐」の三姉妹長女。マイペースな性格で、ひいきの野球チームが負けたり、仕事のストレスがかさむと自棄酒に走る。 二十五歳の元派遣社員で、現在無職。
次女。16歳の高校2年生。幼少期、自分の名前を笑われたことがいまだにコンプレックスになっていて、そのため家業を知る友人がいない離れた高校をわざわざ選んだ。が、地元の商店街と実家の店には深い愛着を抱いている。
三女。11歳。銀波小学校6年生。 成績優秀なうえ、商店街の広告モデルに採用されたこともある才色兼備。詐欺師や金融の裏社会を扱った青年向けコミックから裏社会知識を学んでいる。 木暮四兄弟の三男・学太と仲が良かったはずだが最近雲行きが怪しく…?
四兄弟の長男。24歳。 銀波高校を出て調理師学校を卒業後、現在は地元のフレンチ「ウール・ド・ボヌール」で働く。誰もが認める料理の腕前で、フレンチから和食、エスニックまでなんでも美味しく作れる。 モデルのようなイケメンで、亡き母親から受け継いだ地元人脈も豊富。
次男。17歳。銀波高校の3年生。剣道部に所属。 名前の由来は「ガンバの冒険」のマンプクから。弟・学太のような推理力は持ち合わせていないが、母親曰く「福ちゃんは私に似て勘が鋭いから」。その勘で謎解きに挑む!?
三男。14歳。銀波中学校3年生、書道部に所属。 名前の通り勉強が得意、クールで小生意気だが、抜群の推理力を持つ。近所の主婦からは「笑うとカワウソみたいで可愛い」と評判。小柄で愛嬌のある顔立ちの眼鏡男子。「串真佐」の三女・桃と交際中のはずだが、最近はお互いを避けているようで…?
四男。8歳。銀波小学校3年生。 母親とは1歳の時に死別しているため、四兄弟の中で唯一その記憶がない。良太の「良」は「良心」の「良」の想いが込められている。
木暮四兄弟の母。絵本作家だった。マイペースな明るい性格で「お米屋さんと八百屋さんと仲良くしておけばいざというときツケが利く」という先輩のアドバイスに従って、作家活動をしながら商店街のいろいろな店でアルバイトをし、四兄弟を育てた。良太が1歳の時に病で他界。
ほっこりからのドッキリな真実に思わずえっ……! 謎解きの面白さがふんだんに散りばめられたファミリー・ミステリー!
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
こんなに面白いミステリー作品は「ぎんなみ」だけじゃないか? もう3度目の読み返しです。
BOOKSえみたす大口店 近藤誠也さん
今作は捻りに捻ってる。そしてありとあらゆる人間関係が絡みに絡まって……。三姉妹と四兄弟からはまだまだ目が離せない。
紀伊國屋書店相模女子大学ブックセンター
藤井亜希さん
BrothersとSistersには、また会いたいと思っていたんです。それが叶って、めちゃくちゃ嬉しいです
金沢ビーンズ明文堂書店 藤 さやかさん
今作は事件性より推理性重視、かつ「見立て絵」に引き込まれ集中力半端ない面白さです。三姉妹と四兄弟の推理合戦も楽しい。
有隣堂ららぽーと海老名店 塚田亜紀子さん
謎解きの面白さはもちろんですが、とても「愛」の詰まった一冊だと思いました。こんなミステリーもあるんですね。
明屋書店MEGA大内店 延永ひとみさん
ひと言で申し上げます。参りました。手がかりはすべて視界にあるのに、真相が見えない。悔しい。
啓文堂書店永福町店 森田 寿さん
誰かを大切にする思いがあふれる事件ばかりで、心が温かくなりました。
メディアライン東村山店 川上麻貴子さん
前作より三姉妹と四兄弟の接点が多くて、なんだか青春! って感じがして「萌えーっ」てなってしまいました。
三省堂書店岐阜店 足立美代子さん
最後の最後まで「そう来るかぁー!」です。
リブロイオンモール鶴見店 中谷知余美さん
恋物語がちょこちょこ顔を出すのも気になる仕掛け!
宮脇書店和歌山店 岩瀬竜太さん