とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、
同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため——ではなく、
寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんな
ヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、
おそらく誰も読んだことのない
文字列の集積です。

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発売記念TVCM!ナレーション:声優・津田健次郎。

推薦コメント

  • この先人間について考える時、
    私はこの小説から授かった
    根源的な視点を
    取り入れずには
    いられないだろう。
    恐ろしいほどの呪いと
    解放を得る読書体験。
    金原ひとみ(作家)
  • 必要とされるだけ幸せだよ…
    この言葉に接するたびに
    感じていた
    違和感の正体を、
    「生殖記」が暴いてくれた。
    綿矢りさ(作家)
  • なんだこれ!
    語られなかった対象、
    語らなかった主体
    それらが紙面で出会う時、
    全く新しい
    読書体験が始まる——
    徒然なる賢者による
    エクストリーム日常系!
    混迷の令和に満を持して登場!
    魚豊(マンガ家)
  • ギョッとする設定で
    展開される、
    エンサイクロペディア的な
    〈暇と退屈の文学〉。

    一息に読んでしまいました。 國分功一郎(哲学者・東京大学教授)

著者紹介

朝井リョウ
(あさい りょう)

1989年、岐阜県生まれ。小説家。
2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年、『何者』で第148回直木賞、2014年、『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞、2021年、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。
その他の著書に『少女は卒業しない』、『世にも奇妙な君物語』、『死にがいを求めて生きているの』、『スター』など。

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