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2016.9.26
「唐組」看板女優・赤松由美とマルチなミュージシャン・小田朋美が詩に初挑戦した『詩、ってなに?』
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キーワード: 詩 平田俊子 赤松由美 小田朋美 谷川俊太郎 穂村弘 佐野史郎 コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ! ムック 入門書
「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」第2弾!
ムック・シリーズ「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」は、さまざまな角度から「遊びとしてのコトバ」を紹介したユニークな試みです。第1弾の「俳句」に続く、第2弾のテーマは「詩」。日本を代表する詩人のひとり、平田俊子さんが詩の世界へ優しくいざないます。
‹‹どんな言葉で始めようか、最初の一行、いえ最初の一語を選ぶときから悩みます。詩はすらすらとは書けないものです。すらすら書けるとしたら、自分の頭で考えたり、自分のこころで感じたりしていないのです。人の考え方や感じ方を借りて書いているのです。
詩ってどうやって書くんでしょうね。わたしはハタチ前後から詩を書いてきましたが、詩の書き方はいまだによくわかりません。書こうとするたび、何を、どう書いていいのか立ち止まります››
‹‹詩には決まりはありません。自分が書きたいことを、書きたいように書けばいいのです。書きたいことがある人は、どんどん書いていけばいい››(平田俊子)
『詩、ってなに?』と、平田さんが自分自身に問いかけながら、詩を書くときの心がまえやポイントをわかりやすく解説しています!
詩のおもしろさを初心者が納得いくまで追求!
PART1「楽しき詩の特訓、12時間」では、唐十郎が主宰する劇団「唐組」の看板女優・赤松由美さんと、ピアニスト、ヴォーカリストとして活躍する小田朋美さん。ふたりの若い女性クリエーターを招いて、平田さんがイチから詩をレッスン! ふたりに「好き嫌い」「自己紹介」「わが町」をテーマにした詩を書いてきてもらい、とことんディスカッションしながら添削し、詩のおもしろさを納得いくまで追究します。
PART2では、平田さんに率いられた前出の赤松さん、小田さんが、日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんと歌人・穂村弘さんとともに、「連詩」制作にチャレンジ!
‹‹みんな、ヒットを打とうって意識があったね。ヒットよりは、バントで送る方がいいんですよ、連詩の場合は››(谷川俊太郎)
PART3では、草野心平の「デンシンバシラのうた」、山之口貘の「ねずみ」など、平田さんが選ぶ、読んでおきたい日本の詩10編を紹介、解説!
PART4では、詩に造詣の深い俳優、佐野史郎さんと平田俊子さんが詩をめぐり対談。
‹‹僕は、あらゆるものが詩として身体に入ってくれば、別に言葉じゃなくてもいいと思うんです。言葉じゃないものでも詩だということはありえると思うんです。
対象物に対する感情とか説明とか来歴といったものから解放されて、その瞬間に自分の身体が察知したものを見極め、周りと自分とを対峙させる。たとえそれが雄大な大自然であれ、軍事施設であれ、きれいな女の人であれ、アブナイ人であれ、対象物と対等に向かい合えるような身体の状態を獲得し、その立場が転倒して感じられた時、世界は詩になるのではないか? というふうに僕自身は受け止めています››(佐野史郎)
PART5では、政治家、企業人、主婦、芸術家、学生・・・104歳から16歳まで、日本のさまざまな人々45人が書いた詩を公開する「今、日本人の詩、ってなに?」。
詩のレクチャーあり、連詩あり、対談あり、さまざまな視点から詩の本質に迫ります。「詩は難しいものじゃない!」。先入観なしに、まっさらな気持ちで楽しんでみてください。新しい世界がきっとみえてきます。
【発刊記念イベント情報】
豪華ゲストを迎えての発刊記念イベントを企画中です!
情報は「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」の
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でお伝えします。
編/平田俊子
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