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2016.6.16
埋蔵金発掘による地方再生、ありですか? 『埋蔵金発掘課長』売れています!
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お水養成所、全員元力士の警備会社に次ぐユニークな設定!
テレビドラマ化された『都立水商!』や『史上最強の内閣』などで知られる室積光。彼の作品の特徴はなんといっても、その設定にあります。『都立水商!』では、水商売をめざす人のための職業高校を描き、『ドスコイ警備保障』では、食えなくなったお相撲さんが警備会社を立ち上げる姿を描く、「もしあったらおもしろい!」を物語にしてきました。
そんな彼が新たな題材に選んだのは、埋蔵金発掘による地方再生。早期退職をした元広告マンが、財政破綻目前の市のために埋蔵金発掘に乗り出します。再生案としてはあまりにもお粗末ですが、日給に釣られて半信半疑で着手。郷土史家を訪ね、小学校の裏山が怪しいという情報を得た彼は、市の職員とふたりで発掘をスタート。苦労の末、広大な土地の中から古銭の発掘に成功します。勢いに乗った発掘課は、やがて海軍工廠(こうしょう)の地下に眠るお宝にたどり着き・・・。
テンポも展開もスピーディ! 荒唐無稽なのに、「笑って泣けて考えさせる」室積ワールドは今回も健在! 埋蔵金発掘に乗り出す発掘課のメンバーもキャラが立っていて映像化も期待できそう? 「やはり人生にはロマンがなくては!」、そんな気持ちにさせられる最強のエンターテインメント小説!
ちなみに、小説の舞台である山口県は著者の生まれ故郷。登場する人物や地名などは実在する人や場所を連想させます。
小学館文庫
著/室積光
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