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2016.5.25
人間にとって最大の娯楽とは何か? 「それは○○と出会うことである」。日清チキンラーメンのCMでカヌーブームを巻き起こした著者が『ユーコン川を筏で下る』
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75歳、700キロの旅!
「30代の終わりに離婚したとき、ぼくは自分の人生を、こつこつ働いて作り上げることをやめ、放り出した。
それ以降のぼくの生き方は、いかにして楽しく遊ぶかということがテーマであった。遊ぶといってもアウトドアで遊ぶのだ。妻子がいるわけではないから、どんな生き方をしてもよかった。その後の人生は悪くなかったと思っている。」
1980年代に日清チキンラーメンのCMでカヌーブームを巻き起こした著者・野田知佑さんが、さらなる自由と喜びを求め、イカダでユーコン川へ! ユーコン川は、カナダ北西部からアメリカ・アラスカ州をへてベーリング海へ注ぐ総延長3700キロの大河。75歳を迎えた著者は、2013年8月、仲間とともにイカダを自作し、中流域700キロの川下りに挑みます。ちなみに、著者のイカダ下りの経験は、フィジーでインド系の青年たちが竹で作ったイカダで川を下ったのと、鹿児島の川内川をスギの丸太とモウソウチクで作ったイカダで下った2回のみ。
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2000年前から変わらぬ風景の中を行き、世界各地の旅人たちと、さまざまな人生のテーマについて、ユーモラスに語る著者。南極以外、世界中のあらゆる川を旅してきた著者の含蓄あふれる言葉には、多くの発見があります。
「若い者が無謀なことをしないで、何をしろというのだ」。ユーコン川の貸しカヌー屋のオーナー・スコットから「20年前は日本の冒険好きの若者たちがたくさんきていた。みんな貧乏で金がなかったが、エネルギッシュだった。それが最近はばったり来なくなった。来るのは年寄りばかりだ。日本の青年たちはどこにいったんだ?」と聞かれ、著者は憤ります。「どこにもいかない。じっと家にいる。親たちが悪いんだろう。面倒の見すぎ、世話の焼きすぎ、過保護だ。すべてのものを危ないといって禁止している。」
冒険とシンプルライフが人生で本当に大切なものに気づかせてくれる、野田紀行文学の代表作にして、若き日本人への励ましの書!
著/野田知佑
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